安田顕&小池栄子、2年ぶりの夫婦役 抜群の信頼関係で生まれた理想の夫婦像とは?
2021年11月22日 12:00
「いい夫婦の日」である本日11月22日、李闘士男監督最新作「私はいったい、何と闘っているのか」で夫婦を演じた安田顕、小池栄子の姿を切りとった場面写真が披露された。2人は連続ドラマ「俺の話は長い」以来、2年ぶりに夫婦役で共演。本作での役作りを振り返りつつ、互いへの信頼を語っている。
本作は、芸人・俳優・作家と多才な分野で活躍するつぶやきシローの2016年の同名著書を映画化。地元密着型スーパーで働く45歳の伊澤春男(安田)が、理想と現実のギャップと“闘い”ながら、職場や家庭で奮闘する姿をユーモラスに描く。
安田が演じた春男は、野球チームに所属する長男の試合に流しそうめんの差し入れをしたり、長女に出来た彼氏のことでやきもきしたりと、空回りしながらも日々奮闘している役どころ。小池が演じた春男の妻・律子は、春男を支える一家のムードメーカーであり、気持ちを内に秘めてしまう春男の一番の理解者。一言でその場を収めてしまう、かかあ天下のような一面もある。
互いを思いやり、困難を乗り越えていく理想の夫婦を演じるための役作りについて、安田は「監督ももちろんですが、小池さんを見てればいいなという場面がすごく多かったです。ここはこうなんだね、ここはこう寄り添えば絶対間違いないねというのが(再びの夫婦役ということもあり)出来てたので、あんまり会話がいらなかったです」と振り返る。
小池も「それはすごく感じました」と頷き、「本がよく出来ていて、パートナーがヤスケンさんだったら、特になんですよね。それくらい無理してセリフ作って…このシーンをやって…というのがなかったです」と、安田同様の信頼を感じさせる。また、「以前夫婦役をやらせてもらったというのもありますが、その時はまったく違う夫婦が出来たと思いますし、本当に心地いいんですよね。ヤスケンさんを見てれば感情が引き出されました」と、本作で作り上げた夫婦像に手ごたえをにじませた。
場面写真には、長女・小梅(岡田結実)からのまさかの話に険しい表情の春男とお茶目な表情で寄り添う律子や、青空の下で笑いあう夫婦の姿が写し出されている。安田と小池が生み出した“温かい夫婦の愛”に注目してほしい。
「私はいったい、何と闘っているのか」は、12月17日から全国で公開。