「明け方の若者たち」ポスター公開 北村匠海の“思い出の地”をとらえた新場面写真も
2021年11月22日 18:00

ウェブライター・カツセマサヒコ氏の青春恋愛小説を映画化する「明け方の若者たち」のポスタービジュアルが披露された。北村匠海演じる“僕”、黒島結菜演じる“彼女”、井上祐貴演じる“尚人”の3人が明け方まで飲んで語り明かし、マジックアワーのようなひと時を過ごす、本作を象徴する一コマをとらえている。
Twitterでの“妄想ツイート”が話題となり、10~20代から圧倒的な支持を獲得したカツセ氏の長編小説デビュー作を映画化。退屈な飲み会で出会った“彼女”に一瞬で恋をした“僕”が、世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になり“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていくさまを描く。「ホリミヤ」で知られる新鋭・松本花奈監督がメガホンをとった。

ポスターに使用されているシーンは、実際に明け方に撮影を行った。松本監督は「明け方に撮影するシーンは、時間との戦いでした。30分くらいでどんどん日が昇ってきて、雰囲気が変わってしまうんです。少ないテイクで決めないといけないので、みんなで事前にリハーサルをして、撮り方もしっかり決めて本番に臨みました。大変ではありましたが、ちょっと部活っぽくて楽しかったですね」と振り返っている。

あわせて場面写真も披露され、明大前の「くじら公園(玉川上水公園)」や下北沢の「餃子の王将」「ヴィレッジヴァンガード」、高円寺の「純情商店街」などで“僕”と“彼女”が過ごすさまを切りとっている。
劇中には東京のさまざまな場所が登場するが、先日行われたプレミア上映会舞台挨拶では、北村が「(原作者の)カツセさんに自分の人生を覗かれていたのではないかと思うくらい、出てくる場所が自分の過去の思い出に寄り添っていて、下北沢やいろんな場所が出てくるんですけど、実は僕自身の思い出が詰まっている場所」と、自身にとっても思い入れ深いロケ地だったと明かしている。
「明け方の若者たち」は、12月31日から全国公開。
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