ディズニー最新作に登場する今までとは違った“魔法”とは? 「ミラベルと魔法だらけの家」監督が語る
2021年11月18日 14:00

ディズニー長編アニメーション60作目を飾る「ミラベルと魔法だらけの家」。11月26日の公開を前に、メガホンをとったバイロン・ハワード監督が、本作での“魔法”について語った。
主人公ミラベルは、魔法にあふれる不思議な家に住むマドリガル家に生まれる。その家では5歳の誕生日を迎えると、“魔法のギフト”という1人1人違う特別な力が与えられ、花を咲かせる魔法やどんなものでも持ち上げられるパワーの魔法など、与えられたギフトを使って、日々を楽しく過ごしていた。

共同監督・脚本を務めたシャリース・カストロ・スミスは「『エンカント』(原題)という言葉は、マジカルな出来事や並外れた出来事が起こるような、魔法や高められたスピリチュアルな場所という意味でも使われることがある言葉です。本作に描かれる場所は、景観に魔法の可能性が染み込んでいる、自然の驚異の土地です」と話す。

舞台となる“エンカント”と呼ばれる魔法にかけられた土地では、主人公ミラベル達が代々住んできた魔法の力を持つ家があり、その家では、家の床のタイルがひとりでに動いたり、家が家族のピンチを助けたりと、ただ生活する場所ではなく家自体もマドリガル家の一部として生きている。予告編に映し出されるシーンは輝かしい魔法にあふれ、ディズニー作品ならではの心躍る世界観が魅力的だ。
今までにも「シンデレラ」のフェアリーゴッドマザーによる魔法や、「アナと雪の女王」エルサが繰り出す雪の魔法など、ディズニー作品では魔法が夢や希望を与えてきた。本作での魔法について、ハワード監督は「本作の世界には魔法がありますが、それはリアリティに根付いた魔法です」と、単なる能力やパワーではなく、その人の性格や個性に紐づいて与えられる才能であると説明する。
「この映画のインスピレーションとなっているマジカル・リアリズムとは、リアルな感情や出来事と結びついていて、色々な思いが詰まった幾重もの層になった魔法です」とハワード監督は続け、例えば動物が好きであれば「動物と話せる魔法のギフト」、色々なこと知りたい噂好きであれば、どんな小さな声も聞こえる「聴力のギフト」という風に、その人が持っている個性に結び付いた魔法がギフトとして与えられる。
「簡単に問題を解決してくれるような魔法ではなく、楽しい成功であれ苦しい葛藤であれ、そういった日常的な経験を反映したものだ、ということですね」と加え、マドリガル家にとっての魔法は、困難に陥った時に並外れた能力で物事を解決するためのものではなく、自身の個性に根付いた魔法だからこそ楽しいことがあったり、その一方で魔法を持っているからこそプレッシャーや苦悩を抱えていたりと、“新たな魔法”を見ることができる。
そんな中、唯一魔法を持たないミラベルは、ある日家の中に大きな亀裂を見つけ、家族を救うため一歩踏み出すことに。ミラベルが“勇気”を持って魔法のような奇跡を起こす姿に注目してほしい。
「ミラベルと魔法だらけの家」は、11月26日に全国公開。

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