違法ドラッグ&殺人依頼を匿名で売買できる“闇のアマゾン”が存在した…! 実話ベースの映画「シルクロード.com」予告編
2021年11月12日 23:00
世界を揺るがした“闇サイト”の実話から生まれた映画「シルクロード.com 史上最大の闇サイト」の予告編とポスタービジュアル、場面写真が、このほど披露された。
2011年、検索エンジンではヒットしないダークウェブと暗号通貨「ビットコイン」という2つの暗号化技術を用いて、違法ドラッグから武器の売買、殺人依頼まで完全匿名で取引可能にした闇サイト「シルクロード」が誕生した。「闇のAmazon」「ドラッグのeBay」とも呼ばれ、1日の売上げは1億円超。警察、FBIのサイバー捜査を完璧にかわしていたが、13年、パソコンも使えないアナログ捜査官が、その存在を追い詰めていく。
映画では、「シルクロード」を立ち上げた天才ロス・ウルブリヒトをニック・ロビンソン(「ジュラシック・ワールド」)、アナログ捜査官リック・ボーデンをジェイソン・クラーク(「ターミネーター:新起動 ジェニシス」)が演じている。
世界を変えたい――天才的な頭脳に恵まれたロスは、自由な世界を求め、表では絶対に買えない違法物を匿名で売買できる闇サイトを立ち上げた。「シルクロード」と名付けたサイトは、瞬く間に熱狂的なブームを巻き起こし、栄華を極める。ハデな動きですぐに警察にマークされるが、ロスは絶対に身元がバレない強固なシステムを創り上げていた。そんなロスを追う捜査官の中に、はぐれ者がいた。彼の名前はリック・ボーデン。問題行動を起こし、麻薬捜査課からサイバー犯罪課へ左遷された男だ。アナログ全開で足手まといのリックだったが、独自の捜査でロスとの接触に成功する。
予告編では、「世界を変えるぞ」「アマゾンのドラッグ版だ」とロスが立ち上げた闇サイトが全米に広がり、1日で売り上げ1億超えの巨大闇サイトへと成長するさまを活写。事件を追うリックは、PCも使えない現場主義の麻薬捜査官。「じいさんの出る幕じゃない」「お前の古い操作で捕まえられると?」と年下の捜査官たちに馬鹿にされながらも、「今世紀最大の大物だ。どんな手を使っても引きずり出す」とロス逮捕に異常なまでの執着心を見せる。そして「お前に殺人罪を着せてやる」とリックの捜査はは徐々に一線を超えていく。次第に過激さを増していくなかで、「リチャード・ジュエル」のポール・ウォルター・ハウザー演じるロスの協力者を水責めで拷問する姿も確認できる。
「シルクロード.com 史上最大の闇サイト」は、22年1月21日から新宿バルト9ほか全国公開。
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