世界の歌姫Siaが初監督! 12の書き下ろし楽曲が彩る「ライフ・ウィズ・ミュージック」22年2月公開
2021年11月11日 19:00
世界屈指のアーティスト・Siaが初監督を務めた映画「MUSIC(原題)」が、「ライフ・ウィズ・ミュージック」の邦題で、2022年2月から公開されることが決定した。
ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的注目を集めるシンガーソングライター・Sia。楽曲はもちろん、パフォーマンスやMVに見られる卓越したセンスに定評がある彼女が、初の映画監督に挑戦する。原案・脚本・製作も手掛けた本作のベースは、自身の実体験だった。かつて薬物やアルコール依存症に陥り、自殺を試みるほど絶望したSiaを救ったのは、愛すべき友人と音楽。多くの苦しみを乗り越えてきた彼女の半生を主人公ズーに託し、“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していくさまを珠玉のミュージックシークエンスで描く。
アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズーは、祖母の急死により長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージックと暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボが現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとする。
周囲の人々との関わりの中で“愛”を知っていくズーを演じたのは、ケイト・ハドソン。孤独な女性を全身全霊で熱演し、第78回ゴールデングローブ賞では主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた。またミュージック役は、Siaの楽曲「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露したマディ・ジーグラー。隣人・エボ役は、ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.が扮している。
Siaは、本作のために全12曲を自ら書き下ろしている。力強いメッセージを込めた楽曲の数々は、周囲の変化に敏感なミュージックの頭の中で繰り広げられる色とりどりの世界で奏でられる。その幻想的な音楽シーンでは、3名のキャストがダンスパフォーマンスを披露し、エモーショナルに歌い上げている。
「ライフ・ウィズ・ミュージック」は、22年2月からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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