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不器用な父と息子の絆の物語…阿部寛×北村匠海「とんび」特報公開

2021年11月1日 07:00

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ティザービジュアル
ティザービジュアル
(C)2022「とんび」製作委員会

重松清氏のベストセラー小説を、阿部寛北村匠海の共演で映画化する「とんび」の特報映像が公開された。

物語の舞台は、広島・備後市。市川安男/ヤス(阿部)は、愛妻・美佐子とのあいだに待望の息子・旭/アキラ(北村)を授かる。しかし、美佐子の事故死により、ようやく手に入れた幸せは無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずに父になった安男は、仲間たちに助けられながら、不器用にも旭を愛し育てていく。

ヤスの姉貴分でアキラを我が子のように可愛いがる、小料理屋「夕なぎ」の女将たえ子役を薬師丸ひろ子、出版社に勤める編集者でアキラの婚約者の由美役を、ヤスの幼なじみで薬師院の跡取り息子・照雲役を安田顕、照雲の妻・幸恵役を大島優子、ヤスの妻でアキラの母・美佐子役を麻生久美子、薬師院住職で照雲の父・海雲役を麿赤兒が演じるほか、濱田岳宇梶剛士田中哲司豊原功補嶋田久作村上淳尾美としのり吉岡睦雄宇野祥平木竜麻生が出演する。

原作となった小説「とんび」は、これまで2度にわたりドラマ化されてきた。2012年にNHKで放送された作品では堤真一池松壮亮、13年のTBSドラマでは内野聖陽佐藤健が共演。初の映画版となる本作では、オリジナルエピソードを交えながら、いつの世も変わることのない親子の不滅の絆を描き出す。「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「」の瀬々敬久監督がメガホンをとる。

このほど公開された特報映像は、アキラが街の名物男である父ヤスの破天荒な姿を語るシーンから始まる。鼻歌交じりにトラックを運転し、夜には小料理屋「夕なぎ」の前で酔った勢いで喧嘩。そんなヤスが美佐子と出会い、アキラが生まれる。街の人はヤスたち親子を「とんびが鷹を生んだ」と噂した。そんな幸せの絶頂にいた家族に悲劇が起こり、アキラは「親父が死ねばよかったんだ。お母さんの代わりに」と口走ってしまう。ここから描かれる不器用な父と息子の絆の物語に、期待が高まる仕上がりとなっている。

とんび」は、22年に全国公開。

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