見た目、香り、味すべて妥協なしの火鍋が登場! 秘伝のスープを再現しようと奮闘する「花椒(ホアジャオ)の味」本編シーン
2021年10月26日 13:00
父親の死によって互いの存在を初めて知った3姉妹の交流と成長を描いた香港発の人間ドラマ「花椒(ホアジャオ)の味」の本編映像の一部を、映画.comが入手した。3姉妹が、父の火鍋の味を再現しようと奮闘するシーンを収めている。
長女ユーシュー(サミー・チェン)は、妹たちに手伝ってもらいながら、父から継いだ火鍋店を開店させたが、常連客に父の味と違うと言われてしまう。披露された映像では、三女のルーグオ(リ・シャオフェン)が火鍋スープの作り方をネットで調べ、ユーシューが指示通りに食材を鍋へ入れていく。偉そうに指示するルーグオにイライラする次女ルージー(メーガン・ライ)だが、鍋から出る湯気で眼鏡が曇ってしまったユーシューを見て大笑い。父の面影や姉妹の絆を感じながら助け合っていく3人だが、なかなか父の味に近づくことができず悪戦苦闘する。
舞台となった火鍋店は、セットとは思えないほどの完成度。二層式の構造やテーブル間の距離、アーチ型をした個室の入り口、厨房のかまど、「百子櫃」(中医薬店で生薬を入れる引き出し)に似た香料入れなど、本物の火鍋店の雰囲気を完全に再現している。撮影にはプロの料理人を招き、毎回香ばしい麻辣スープを用意したそう。俳優たちが演技をしながら食べる、いわゆる「消え物」だが、見た目、香り、味のすべてにおいて妥協なしの火鍋が提供された。
「花椒(ホアジャオ)の味」は、11月5日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。