混迷の時代を生きる若者たちへ――柳町光男監督「十九歳の地図」リバイバル上映 「ゴッド・スピード・ユー!」「さらば愛しき大地」も
2021年10月15日 15:00
芥川賞作家である中上健次の同名小説を映画化し、1979年「映画芸術」ベストテン1位、「キネマ旬報」ベストテン7位に選ばれた青春映画。地方から上京し、新聞配達をしながら予備校に通い、夢も希望もなく鬱積する青年が、うだつの上がらない中年男性や娼婦と出会い、社会と人生を知る物語。新型コロナウィルスの影響で平穏な日常も奪われ、制約の多い日常の中で“どう生きればいいのか分からない”など、閉塞する混迷の時代を生きる若者たちに届けたいとの思いから企画された。
そのほか、新宿を拠点とする暴走族をとらえた疾走のリアルドキュメント「ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR」(76)、地方都市に住む兄弟の絶望と破滅を描く「さらば愛しき大地」(82)も上映される。
プログラム詳細は公式HP(https://www.ks-cinema.com)で告知。料金1500円均一(シニア1000円)、WEB割1300円。「十九歳の地図」半券持参で関連2作品が各1000円で鑑賞可能。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





