Netflixが「日本沈没」を放送同日配信! 新「未来日記」、クドカン×大石静の共同執筆作も独占配信
2021年10月6日 07:00
TBSが日曜劇場「日本沈没 希望のひと」を含む、新作3本をNetflixで順次全世界配信することを発表した。世界最大級の動画配信サービスであるNetflixと組み、新たな市場を開拓していく狙いだ。
第1弾は10月10日夜9時から放送を開始する、小栗旬主演の日曜劇場「日本沈没 希望のひと」。Netflixでは毎週、地上波放送開始から3時間後となる同日24時より世界配信する。続く第2弾は、社会現象を巻き起こした恋愛リアリティ企画「未来日記」をリブート。12月から全世界独占配信する。
第3弾となるのは、宮藤官九郎と大石静が脚本を共同執筆する新作ドラマ「離婚しようよ」。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などを手掛けた磯山晶氏がプロデュースし、2023年に全世界同時独占配信する予定だ。
日曜劇場「日本沈没 希望のひと」は、1973年刊行の小松左京氏の名作を原作に、大胆なアレンジを加えて制作するもの。舞台を2023年の東京に置き換え、主人公を含めオリジナルキャラクターが登場する。小栗、松山ケンイチ、杏、仲村トオル、香川照之らが顔を揃え、日本に未曾有の危機が迫る中、“希望”を見出す者たちの人間ドラマを壮大なスケールで描く。
「未来日記」は約20年前、TBSのバラエティ番組から誕生した人気企画。初対面の男女に「これから起こることが書かれている不思議な愛の日記」が届けられ、非日常的でドラマチックな体験をしていく中で恋に落ちるかを追う。映画をはじめ、イベント、ゲームにも発展し、サザンオールスターズの「TSUNAMI」や福山雅治の「桜坂」など主題歌もミリオンヒットを記録した。Netflixオリジナルシリーズでは、現代版にアップデートしてリブートする。
「離婚しようよ」は、人気脚本家の宮藤と大石が新作ドラマを共同執筆するというかつてない試み。気持ちは冷めきっているが、それぞれの事情ですぐには離婚出来ない夫婦が、一致団結して「離婚」という揺るぎない目標に向かっていくホームコメディだ。宮藤は「大先輩の大石さんとの共同執筆はめちゃめちゃ楽しくて学ぶことばかり」、大石も「当代一の脚本家だと思って、遠くから見ていた宮藤さんの傍らに、私がいるというドキドキ感はステキです」とコメントを寄せている。
宮藤と大石のコメント全文は以下の通り。
今のところすごく上手くいっている、と思っているのは僕だけでしょうか。
大先輩の大石さんとの共同執筆はめちゃめちゃ楽しくて学ぶことばかり。どうやって書いてるのか。藤子不二雄スタイルなのか、ゆでたまごスタイルなのか。もったいないから教えません。
このセリフは大石さんぽい、と思いきや宮藤、ここ宮藤だろうな、と思いきや大石さん、という風になってると思います。噛み合ってないところも多分なくはないけど、夫婦ってそういうもんだし、磯山さんがそこまで見越していたのなら、さすがです。
離婚に向かう夫婦の物語を男女の脚本家で書き分けるという斬新な企画、しかも初めての配信ドラマ、最後まで楽しく完走したいです。
どういう発想で宮藤さんと私を組ませようと考えたのか、磯山Pの狙いは未だよくわかりませんが、当代一の脚本家だと思って、遠くから見ていた宮藤さんの傍らに、私がいるというドキドキ感はステキです。
でも、やってることはいつもと同じですね。1組の夫婦の思うようにはいかない人生のやりきれなさは、宮藤さんのそれでもあり、私のそれでもあり、視聴者のみなさんの哀しみでもあると思うので、そのあたりを、それぞれの個性をチラリと出しつつ、面白おかしく描けたらな・・・と思っています。
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