強烈なラストが心をえぐる衝撃作、日本最後の劇場上映 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」4Kデジタルリマスター版12月公開
2021年9月30日 12:00

ビョークが主演し、2000年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールと主演女優賞を獲得した、ラース・フォン・トリアー監督作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が4Kデジタルリマスター版として12月10日から新宿ピカデリー、12月24日からBunkamuraル・シネマほかで全国公開される。2022年6月に国内上映権利が終了するため、今回が日本最後の劇場ロードショーとなる。
このほど、4Kデジタルリマスター版の新予告も完成。当時の予告制作を担当したディレクターもプロデュースに参加し、21年前の感動を見事に甦らせた。最新の技術で修復された4Kデジタルリマスター版では、手持ちカメラが主体で撮影された映像や、100台のデジタルカメラを設置して撮影した壮大なミュージカルシーンの撮影手法の違いが楽しめる。新予告で使われているのは本作の主題歌とも呼べる「アイヴ・シーン・イット・オール」。当時発売されたサントラ盤ではレディオヘッドのトム・ヨークがデュエットで参加し、話題となった。今回の上映が、劇場にて大音量でビョークの歌声を体感できる最後の機会となる。
チェコからアメリカにやってきたセルマは女手一つで息子を育てながら、工場で働いている。セルマを母のように見守る年上の親友キャシー、何かにつけ息子の面倒を観てくれる隣人ビル夫妻、セルマに静かに思いを寄せるジェフ。様々な愛に支えられながらもセルマには誰にも負えない悲しい秘密があった。病のために視力を失いつつあり、手術を受けない限り息子も同じ運命を辿るのだ。愛する息子に手術を受けさせたい懸命に働くセルマ。しかしある日、大事な手術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへ彼女を導いていく。
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