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佐藤健、「護られなかった者たちへ」の芝居で初めての感覚 ロケ地・石巻に凱旋

2021年9月14日 13:00

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(左から)瀬々敬久監督、佐藤健
(左から)瀬々敬久監督、佐藤健
(C)2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

中山七里氏の小説を映画化した「護られなかった者たちへ」の撮影地である宮城・石巻で舞台挨拶が行われ、主演の佐藤健、メガホンをとった瀬々敬久監督が登壇。石巻での印象的だった撮影などを語った。

東日本大震災から10年が経った宮城・仙台で、全身を縛られたまま餓死させられるという不可解な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの男・利根泰久(佐藤)。刑事の笘篠(阿部寛)は利根を追いつめるが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。

舞台挨拶の前に、ロケ地にもなった石巻南浜津波復興祈念公園を訪れた佐藤と瀬々監督。「がんばろう!石巻の会」事務局長・黒澤健一さんの案内のもと、かつての南浜地区の街並みについての話を聞きながら園内をめぐり、「祈りの場」にて献花、被災地へ思いを馳せた。

石巻南浜津波復興祈念公園を訪れた
石巻南浜津波復興祈念公園を訪れた
(C)2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

その後、イオンシネマ石巻で舞台挨拶が行われ、佐藤は「石巻で撮影させていただいた最後のシーン、祈念公園から道ひとつ隔てたところにある防潮堤を超えた海がラストシーンだったんですが、そこがすごく印象に残っています。監督が水にこだわって演出されてるなと感じていたのですが、今回ラストシーンで、芝居の上で初めての感覚があって、“海を見る”感覚が変わったというか。ここは非常に複雑な気持ちで撮影させていただいたのですが、映画としても意味のあるシーンになっているんじゃないかなと思います」と振り返る。

瀬々監督は「映画は架空の都市という設定にして、石巻や気仙沼、塩釜など色々なところで撮影しているのですが、印象的だったのは佐藤くん演じる利根が途中でフェリーに乗って、浦戸諸島に行くところ。風景的にほっとするような部分で、印象に残っています」とロケ地にまつわるトークが繰り広げられた。

最後に、佐藤が「この映画に描かれていることが全てだとは思いませんし、きっと観る角度から、観る目線によって、その数だけ正義があって、その数だけ真実があるんだと思います。ただ、自分の大切な人を護れる社会であって欲しいし、そういった社会を作るために、一人一人が声をあげるんだとか、どうやって生きていくんだと考えることが重要なんじゃないかと思いますし、そんな願いをこめて作られた作品です。皆さんに届きましたら嬉しいです」と挨拶。

瀬々監督も「今回の映画では、大変な状況でも人々は日常の生活を営み、そこには美しい瞬間や、楽しい瞬間があったりする、そういう小さな日常の大切さも描いています。そういったものが覆され壊れされていくことに対して、なんとかしたいという思いを持って撮った映画です。今後も未来へ希望が持てればと思っておりますので、皆さんとこの場で出会えて嬉しく思います。ぜひ気に入ったら、また映画館に来てください」と呼びかけていた。

護られなかった者たちへ」は、10月1日から公開。

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