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クリストファー・ノーラン監督、「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーを映画化

2021年9月13日 16:00

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新作は複数のスタジオによる争奪戦に
新作は複数のスタジオによる争奪戦に
Photo by Rachel Murray/Getty Images for Kodak Photo by Hulton Archive/Getty Images

TENET テネット」のクリストファー・ノーラン監督が、次回作として「原爆の父」と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にした映画を準備していると、米Deadlineが報じた。

新作は、ノーラン監督作「ダンケルク」(2017)と同じく第2次世界大戦を背景に、世界で初めて原子爆弾を開発したオッペンハイマーを主人公に描くという。そのほかの詳細は明らかになっていないが、キャストにはノーラン監督作の常連であるキリアン・マーフィの名前が挙がっているようだ。

ノーラン監督の近年の作品はすべて米ワーナー・ブラザースが製作、配給を手がけてきたが、今回の新作に関しては現在複数のスタジオが脚本を手に入れており、ノーラン監督側と交渉している模様。ワーナーの親会社ワーナーメディアは2020年末、コロナ禍により21年のワーナー・ブラザース全作品を劇場公開と同時に傘下のストリーミングサービスHBO Maxで配信すると独断で発表し、ノーラン監督をはじめとする映画作家、映画館関係者たちが怒りの声を上げていた。

ワーナーは22年に公開する作品について、劇場公開から2次使用(デジタル配信やDVD発売)開始までのシアトリカル・ウィンドウを45日間に再設定している。

なお、ワーナー製作・配給のノーラン監督作「TENET テネット」は、コロナ禍での劇場公開にもかかわらず世界興収3億6300万ドルを記録している。

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