有村架純&志尊淳、コロナ禍の「人と仕事」と向き合うドキュメンタリーへの思いを吐露 メインビジュアルも公開
2021年9月2日 12:00
本作は、「新聞記者」「パンケーキを毒見する」など話題作を次々と手がける「スターサンズ」の河村光庸プロデューサーが企画し、「おじいちゃん、死んじゃったって。」「さんかく窓の外側は夜」の森ガキ侑大が監督を務める。有村と志尊は、役ではなく“そのままの自分”としてスクリーンに登場し、コロナ禍のなかで働く保育士、介護福祉士などエッセンシャルワーカーたちの現状をレポート。ふたりは生きていくうえで切っても切り離せない“仕事”というものの価値を、改めて見出していく。
2020年春、もともとは同布陣で、保育士をモデルにした劇映画「保育士T」を製作予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月7日に1回目の緊急事態宣言が発出されたことで、撮影協力が得られず、企画が頓挫する事態となった。そこで河村プロデューサーが、「有村さんと志尊さんで、いまの世の中を写し出すドキュメンタリーを作る」という企画を立案。有村と志尊がその心意気に呼応したことで、コロナ禍で映画製作を断念せざるをえない状況から生まれた、“全く新しいドキュメンタリー企画”が始動した。
メインビジュアルは、コロナ禍で大きな打撃を受けたある農家を訪れた有村と志尊を切り取ったもの。ふたりは実際に仕事を体験しながら、リモートワークができない農家という職業に従事する人の思いを、真剣に聞いている。本作で仕事の意味を再発見し、また自らの仕事である俳優業とも向き合った有村と志尊は、以下の通りコメントを寄せた。
有村「世界中が大きな混乱を迎えて1年半。常に私たちは、今日、明日、何が起こるかわからない毎日の中生きてきました。自分の仕事は、様々な職種、人物を生きること。常に皆様が就いておられるお仕事と密に関係していて、“お仕事”そのものが自分の人生に影響を与えている存在です。なくてはならないものです。私もこの作品を見て、仕事という価値や意味を、少しずつ咀嚼しているところです。協力してくださった皆様には心から感謝しております。そして、その皆様の思いが、たくさんの方に届くことを願っております」
志尊「劇映画『保育士T』のクランクインに向けて半年以上前から役者としての準備をしていました。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発出され、大変な事だとは理解しつつも、まさか作品が撮れなくなる事態になってしまう世の中を想像していませんでした。したくありませんでした。この一年、皆さんの楽しみや大事な行事が失われました。それでも表現者として、一人間として、届けられるものはあるのではないか。制作の皆さんの“諦めないで、伝えられる事を”と探求する姿に胸を打たれ、志尊淳として参加させて頂きました。今の世の中に対する思い、境遇は多種多様です。それぞれの価値観です。そんな中、一人一人のお話を聞かせて頂き、心に触れて、色々な思いが湧き上がってきました。知ること、感じることの大きさを肌で感じました。皆さんと共有したいです」
「人と仕事」は、10月8日から3週間限定で上映。なお、ムビチケ前売券(オンライン/税込1500円)が9月3日から、公開日前日の10月7日まで販売されることが決定し、特典のバーチャル背景2種類も披露された。ひとつはメインビジュアルで、もうひとつは現代社会を支える、働く人々を配置した画像に「一生懸命、リモートワーク中!」の吹き出しがつけられたもの。詳細は公式サイト(https://mvtk.jp/)で確認できる。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
コンコルディア Concordia NEW
“20年間、犯罪が起きていない町”で殺人事件が起きた――熱烈にオススメしたい社会派AIサスペンス
提供:hulu
レッド・ワン
見たことも聞いたこともない物語! 私たちの「コレ観たかった」全部入り“新傑作”誕生か!?
提供:ワーナー・ブラザース映画
十一人の賊軍
【本音レビュー】嘘があふれる世界で、本作はただリアルを突きつける。偽物はいらない。本物を観ろ。
提供:東映
知らないと損!映画料金が500円になる“裏ワザ”
【仰天】「2000円は高い」という、あなただけに教えます…期間限定の最強キャンペーンに急いで!
提供:KDDI
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
【人生最高の映画は?】彼らは即答する、「グラディエーター」だと…最新作に「今年ベスト」究極の絶賛
提供:東和ピクチャーズ
ヴェノム ザ・ラストダンス
【最悪の最後、じゃなかった】最高の最終章だった…エグいくらい泣いた感動体験、必見!
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
八犬伝
【90%の観客が「想像超えた面白さ」と回答】「ゴジラ-1.0」監督も心酔した“前代未聞”の渾身作
提供:キノフィルムズ
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。