篠原涼子、バカリズム脚本×大九明子監督の結婚式コメディに主演 中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実が共演
2021年9月1日 07:00
女優の篠原涼子が、バカリズムがオリジナル脚本を手がけ、大九明子監督(「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」)がメガホンをとる「ウェディング・ハイ」で、約3年ぶりに映画主演を務めることがわかった。篠原が“絶対にNOと言わない”敏腕ウエディングプランナーを演じるほか、中村倫也、関水渚、岩田剛典(「EXILE」「三代目J Soul Brothers」)、向井理、高橋克実らが共演し、結婚式を舞台にした群像コメディを紡ぐ。公開日は2022年3月12日に決定した。
本作は、お笑い芸人であり、「架空OL日記」「地獄の花園」など脚本家としても活躍するバカリズムによる完全オリジナルストーリー。ウエディングプランナーの中越真帆(篠原)が、結婚式で巻き起こる様々なトラブルを解決するため奔走する姿を描く。
中村は穏やかだが、若干流されやすい性格の新郎・石川彰人、関水は結婚式を心待ちにする天真爛漫な新婦・新田遥を演じる。さらに花嫁を奪いに式に乱入しようとする遥の元彼氏・八代裕也役の岩田、披露宴会場に現れる謎の男・澤田紀昭役の向井、主賓挨拶に人生をかける新郎の上司・財津俊彦役の高橋が顔をそろえた。
あわせて披露された特報では、新郎新婦にとって人生最高の日であるはずの結婚式で、「緊急事態です!」という中越のセリフを合図に、様々な騒動が勃発するさまを活写。会場内を走り回る中越、タキシード姿の彰人、華やかなウエディングドレスをまとった遥ら個性豊かなキャラクターが次々と登場し、“クセ者ぞろいのウエディングパーティ”の模様が垣間見える。
「ウェディング・ハイ」は、21年3~4月に撮影が行われ、22年3月12日から全国で公開される。キャスト陣と大九監督のコメントは、以下の通り。
バカリズムさんの脚本は、テンポが良くて面白く、スラスラ読めてしまいました。私が演じさせて頂いた中越は、プランナーとして新郎新婦や、式に参列する皆さんを支えるという立ち位置だったので、あまり出過ぎないよう、キャラクターを守ってやらせて頂きました。周りの皆さんが本当に個性的で面白い演技をされていて、撮影中でも笑いそうになってしまうくらいに楽しいシーンがたくさんあるので、ぜひ期待して頂きたいなと思います。
まず何よりバカリズムさんの脚本が面白くて。自分の役については「新郎あるある」が多分に含まれているのかなあと、そんな感覚を大切に少しずつ手繰り寄せました。結婚は墓場だ、なんて悲劇的な言葉もありますが、この作品は間違いなく喜劇です。きっと新郎新婦のことも、また二人の式に関わった全ての人の未来も、「幸あれ!」と願っていただけると思います。是非ご期待ください。
私は大九監督の「勝手にふるえてろ」の大ファンであり、バカリズムさん脚本の作品に出演することが一つの夢でした。こんなラッキーなことがあるのかとびっくりしましたし、とても嬉しかったです。登場人物全員が生きることを楽しんでいる、とてもハッピーな映画です。バカリズムさんの脚本が本当に面白くて、これは絶対素敵な映画になるなと思いました! 両親に大切に育てられた箱入り娘です。周りの人に愛を持って接することのできる素敵な女性です。先輩方やスタッフさんが皆様とても優しくて和やかな現場でした。特に同級生役の皆んなとは撮影中に本物の同級生くらい仲良くなり、とても居心地が良かったです。撮影の時に感じた、とびきり楽しい気持ちが全部映像に映し出されているハッピーな映画に仕上がっています! どんな年齢の方でも、どんな気分の方でも楽しんでいただけると思います。ぜひ楽しみにしていてください!
企画書やバカリズムさんの脚本を読んで、面白い作品になりそうだと思いましたし、役どころもちょっとぶっ飛んでいて是非チャレンジしたいと感じました。共演者の方々とも久しぶりにまたご一緒出来るのも嬉しかったです。脚本がバカリズムさんならではのコメディ要素が満載で、ニヤニヤしながら脚本を読ませて頂きました。結婚式を舞台に、それぞれのキャラクターの視点で、それぞれの立場での結婚式あるある的な描写や、行動の裏側の心理やプロセスについて掘り下げているところが、とても人間らしくて好きです。僕の役は新婦の元カレという役どころでした。元カノにまだ未練があって、元カノの結婚式当日に周りの親友に乗せられて勢いのままに会場に花嫁を奪いに行くというとんでもない設定です。色んな意味で我慢しているキャラクターでした。最後はスッキリできて本当によかったです。撮影は、ベースから大九監督の笑い声が絶えない、とても明るく楽しい現場でした。今のご時世にぴったりな、明るいコメディ作品になっているかと思います。僕は初号で一足先に拝見させて戴きましたが、マスクの下で何回か吹き出しました。日常を忘れて、少しでも皆様の笑顔になれるひと時になればと思います。
あまり演じたことのないパターンの役柄だったので、新鮮で楽しみでした。バカリズムさんの繊細な台本は、幾つもの伏線が張り巡らされ、読後感としてはなるほど!と唸るような気持ちでした。ドタバタな展開の中にもしっかりとドラマやキャラクター描写が散りばめられ、読みやすく且つ濃い内容になっていると思いました。役柄上あまり多くの共演者と絡むことはなかったのですが、監督はじめスタッフの皆さんもとにかく面白いものを作ろうという気概を感じました。こんな時代だからこそ、思い切り笑ってもらえる映画になったと思います。沢山のキャラクターそれぞれが粒立ち、愛着のある群像劇です。是非、劇場でご覧ください。
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