クリスチャン・ベール、新作でドラッグ密輸に手を染めた実在の破天荒な牧師役
2021年8月28日 11:00

オスカー俳優のクリスチャン・ベールが、メキシコからアメリカに大量のドラッグを密輸しようとした罪で2017年に逮捕された牧師ジョン・リー・ビショップを描く新作に主演することが明らかになった。
19年4月に米バニティ・フェア誌に掲載されたデビッド・クシュナー著の記事「The Church of the Living Dangerously」の映画化権を、ニューリージェンシーが獲得。アダム・マッケイと米アカデミー脚色賞を受賞した「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(ベール主演)や、FOXニュースのセクハラ事件を描いた「スキャンダル」などで知られるチャールズ・ランドルフが脚本を手がける。
ジョン・リー・ビショップは、見世物として子ども同士のケンカを強要されるつらい幼少期を過ごし、リビングホープ教会の牧師となって成功を収めた。教会はオレゴン・ポートランドの元スーパーマーケットの敷地約790平方メートルを有する規模に成長。生粋の演出家だったビショップは、ノアの方舟について説教する際に動物たちを登場させたほか、説教壇でベンガルトラを従えて襲われそうになったこともあった。
米Deadlineによれば、ニューリージェンシーはバニティ・フェア誌の記事だけでなく、ビショップと息子デビッドの半生を描く映画化権も獲得しているとのこと。ベールは主演のほか、ニューリージェンシー、エレン・ゴールドスミス=バイン、エリック・ロビンソンとプロデュースも手がける。
ベールはニューリージェンシー製作、デビッド・O・ラッセル監督によるタイトル未定の新作の撮影を終えたところで、同作はロバート・デ・ニーロ、マーゴット・ロビー、ジョン・デビッド・ワシントン、アニヤ・テイラー=ジョイらが共演している。

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