カリフォルニアのドーナツ店の9割はカンボジア系米国人が経営! アメリカンドリームを掴んだ“ドーナツ王”の人生に迫るドキュメンタリー公開
2021年8月19日 15:00

リドリー・スコット製作総指揮、“ドーナツ王”と呼ばれたある男の人生に迫った驚きのドキュメンタリー「The Donuts King」が、「ドーナツキング」として11月12日から公開される。
アメリカ国内にある約2万5000店以上のドーナツ店のうち、約5000店舗がカリフォルニア州にあり、車通勤する住民の朝の定番は、「ドーナツ2個と1杯のコーヒー」。そんなアメリカ人が愛してやまない ドーナツ店の経営を始めて資産2000万ドル(日本円で約22億円)を所有する“ドーナツ王”となったカンボジア人男性の人生と驚きの真実に迫る。
誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだのはテッド・ノイ。なぜアメリカに渡り、いかにして現在も脈々と継がれるドーナツ店経営に至ったのか……カンボジア内戦、難民問題、大手チェーン店と個人経営店の対立など、最新ドーナツ事情まで、幾多の困難を乗り越えながら、思いもよらぬ方向へ転がったテッドの人生と数奇なエピソードが紡がれる。
監督は、昨年のSXSWでその才能を絶賛された新人アリス・グー。リドリー・スコットは製作総指揮を務めた経緯について、「テッド・ノイのような複雑なキャラクターに心惹かれるからです。彼は、何もないところから出発しビジネスの手腕と家族全員の勤勉さで、アメリカンドリームを成し遂げた人物。この作品は、我々が生きるこの時代に重要な意味を持つ映画と言えます。難民がチャンスを得たとき、何が起こるのかをこの映画は示してくれる。今こそ、この物語が語られるべき重要な時期なのです」とコメントを寄せている。新宿武蔵野館ほか、全国順次公開。
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