「ゴーン・ガール」女優リサ・ベインズさんのひき逃げ犯が逮捕
2021年8月10日 19:00
「ゴーン・ガール」をはじめとする数々の名作映画で印象的な演技を残し、6月に交通事故で亡くなった女優リサ・ベインズさんのひき逃げ犯が8月5日(現地時間)、米ニューヨーク市警によって逮捕された。米Deadlineなどが報じている。
マンハッタン・シアター・クラブ主催のストリーミング配信向け舞台劇「ナイスティーズ」に出演するため、ニューヨークに一時滞在していたベインズさんは6月4日、同市内アッパーウエストサイドにあるリンカーン・センター付近の横断歩道をわたる際に、赤信号を無視したスクーターにはねられた。救急車で病院に搬送されたものの、脳への損傷が激しく、事故から10日後の6月14日、搬送先の病院で息を引き取った。
ニューヨーク市警は、事故現場の監視カメラ映像を分析してひき逃げ犯の特徴を割り出し、市内全域に指名手配をかけていた。このほど、指名手配のポスターから犯人に気づいたパトロール中の警官が、その場で身柄を拘束した。
逮捕されたのは、事故現場付近に住む26歳のブライアン・ボイド容疑者。信号無視と横断歩行者妨害、ならびに“ひき逃げ”に該当する危険運転致死傷罪で起訴されたのち、3万ドルの保釈金を支払い保釈されている。
ベインズさんは、ブロードウェイやオフブロードウェイで多数の舞台に立つかたわら、トム・クルーズ主演の「カクテル」(1988)や「ホテル・ニューハンプシャー」(84)、「マイアミ・ラプソディー」(95)などの映画から、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」「マスターズ・オブ・セックス」「マダム・セクレタリー」といった人気テレビドラマまで、多方面で活躍した。享年65。
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