ノオミ・ラパスと共演も決定 「ホロコーストの罪人」期待の若手ヤーコブ・オフテブロの素顔
2021年8月8日 17:00
ユダヤ人一家の悲劇と運命を描く「ホロコーストの罪人」で、ノルウェー代表のボクサー、チャールズ・ブラウデを演じた若手俳優ヤーコブ・オフテブロ。2022年にはノオミ・ラパス主演の「Black Crab(原題)」の公開が控えるなど、今後さらなる活躍が期待されるオフテブロが、本作について語った。
ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたという知られざる実話を映画化。遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なユダヤ人一家を通して描くことで、今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける。
オフテブロは12年にオスカーにもノミネートされた「コン・ティキ」に出演。14年にベルリン国際映画祭で有望な若手俳優に送られるシューティングスター賞を受賞し、以来「獣は月夜に夢を見る」など、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンの映画、テレビ作品に数多く出演してきた。
本作では、愛する女性と結婚し、ボクサーとしても順風満帆な人生を送っていたが、ナチス・ドイツがオスロへ侵攻してから一転、ノルウェー秘密国家警察により、強制連行されてしまうチャールズ役に挑んだ。オフテブロは「実話に基づいた作品という難しさもありますし、監督とはできるだけ感傷的にし過ぎないように、そして悪役を悪く描き過ぎることのないように、できるだけ事実に忠実にしようと、色々話し合いました」と、エイリーク・スベンソン監督と何度も議論を重ねたという。
「Black Crab」については「とても冷淡な、昔の戦争の英雄のような人物を演じました。非常に興味深いキャラクターです」と話し、「ノオミを始め素晴らしいキャストたちとの共演もとても楽しかったです。公開後の反応が今からとても楽しみです」と紹介。日本で「ホロコーストの罪人」の公開が近づき、「楽しみです。ようやくですね! 来日できたら良かったのですが……。コロナ禍でなければ行きたかったです」と残念な表情を見せつつ、人懐っこい一面をのぞかせていた。
「ホロコーストの罪人」は、8月27日から公開。
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