DCの史上最凶チーム「ザ・スーサイド・スクワッド」がジェームズ・ガンに委ねられた理由は?
2021年7月20日 13:00

全員終身刑の悪党たちのチームを描く「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」が、8月13日から公開される。メガホンをとったのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督。「アクアマン」「シャザム!」などを手掛けてきたプロデューサーのピーター・サフランが、ガン監督にオファーした理由を語った。
本作は、全員終身刑の14人が減刑と引き換えに政府から極秘指令を受け、成功率0%のデス・ミッション=全世界の脅威となる「カイジュウ」計画の阻止に出動、それぞれが世界を救うため突き進む。日本では15歳以上が鑑賞できる「R15+指定作品」として上映される。
プロデューサーのサフランは「ジェームズ監督は、コミックに基づきながらキャラクターを描きつつ、独自のストーリーをキャラクターに加えました。彼は見下されたキャラクターをヒーローに仕立てることを得意としている監督なので、スーサイド・スクワッドのような“はみ出しもの”の集まりにも独自のキャラクター性を加えて演出しています。彼ほど数多くのキャラクターを一本の映画に集約できる監督はいないと思っています」と、ガン監督の手腕を評価する。
さらに、コミックアーティストで、DCコミックスの共同発行人でもあるジム・リーも、ガン監督について「DCユニバースの悪党たちは、スーパーヒーローたちと同じ深さを持っているキャラクターたちです。そして、そういうキャラクターをスーパースターに仕立てていく技術は、ジェームズ・ガン監督の右に出るものはいません。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で、観客はジェームズ・ガンの力量を実感すると思います」と、全幅の信頼を寄せている。
主人公級には見えないようなキャラクターにも、絶妙なアレンジを加えることで個性的な魅力を引き出し、観客を夢中させることがガン監督の真骨頂と言える。本作でも、おなじみのハーレイ・クインや、体からカラフルな水玉を放つポルカドットマン、半分人間で半分サメのキングシャークなど、一見突飛で取っつきにくい悪党たちが描かれるが、ガン監督の手によって奥深いキャラクターへと変貌している。
「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」は、8月13日から全国公開。
(C)2021 WBEI TM & (C)DC
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