窪塚洋介「ロング・ラブレター 漂流教室」以来19年ぶりのドラマ主演! 「上下関係」7月30日公開
2021年7月18日 09:00
窪塚洋介が、スマートフォン向けニュースサービス「LINE NEWS」の動画プロジェクト「VISION」の2周年記念ドラマ第1弾「上下関係」(https://youtu.be/eB6bAKzTuiw)に主演することが決定。窪塚のドラマ主演は「ロング・ラブレター 漂流教室」以来、19年ぶりのこと。河合優実、大島優子、降谷建志(Dragon Ash)、田中麗奈、でんでん、板尾創路らが結集し、7月30日から公開されることになった。
動画プロジェクト「VISION」は、スマートフォンに特化した新たな映像表現を目指し、「LINE」アプリの「ニュースタブ」内に掲出される縦型動画コンテンツ。2019年6月に提供を開始し、このほど2周年を迎えた。
縦型ドラマ「上下関係」は、上下関係に厳しい田舎から上京した本田小夏(河合)が、一人暮らしに選んだアパート「メゾンピルグリム」が舞台となるミステリードラマ。そこに住むクセのある“下層”の人間たちとの間で起こる不可解な事件を通し、アパートに隠された謎、そして様々な上下関係が浮き彫りになっていく。監督は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」タイトルバックが話題となった映像作家・柿本ケンサクが務めている。
窪塚は、アパートの屋上でソファーを置いて優雅に過ごす謎の男・カワサキ役として登場。オファーを受けた理由について「LINE がやっている実験的な縦型作品だということ、監督が柿本ケンサクだということ、そして脚本。皆がスマホで動画を見る時代に、今このメンバーでこの作品を作れるのなら、必ず面白いものが出来ると見切り発車で始めましたが、その想いは確信に変わっています」と熱い思いを語っている。
物語のヒロイン・本田小夏役を演じる河合は、柿本監督ら制作陣の熱いプッシュで抜てきされた注目株だ。大島は小夏の隣に住み、夜の街で働くキャバクラ嬢・山羽野々花役、降谷は売れないバンドマン・豊田響役、田中は小夏の母親・本田役、でんでんはアパートの不気味な管理人・日野茂雄役、板尾は失踪事件を担当している警察官・光岡大悟役として参加。なお「Dragon Ash」の大ファンを公言している大島は、降谷と念願の初共演を果たすことに。降谷は“窪塚との親友共演”だけでなく、貴重な路上ライブシーンも披露している。
「上下関係」は、全10話(1話の尺は、約10分)。主題歌は、たなか、Ichika Nito、ササノマリイによるバンド「Dios」の新曲「劇場」となっている。主要キャスト、柿本監督のコメントは、以下の通り。
素敵な出演者の方々と、素敵な挑戦が出来ました。LINE NEWS VISION“縦型動画”でのドラマ出演。柿本ケンサクはじめ、このメンバーでなかったら叶わなかったと思います。見慣れた画角での見慣れないストーリー、是非お楽しみください。
小夏という役は、気付かない内に大きな渦の中心になっていて、未知なる場所で周りに翻弄されながら成長していく役です。私も撮影を通して、小夏と全く同じ状況にありました。初めは、これだけの面子の中で自分に何が出来るのかと不安が大きく膨らむ瞬間もあったのですが、様々なフィールドでトップを走り続けてきた大先輩の皆さんとお芝居ができる幸せ、そして目の前の窪塚さんという圧倒的な存在に縋りながらなんとかやり遂げました。新しい試みをしながら全力で作り上げたので、是非楽しんでいただけたらと思います。
作品の世界観が異様な空気を放っていて、さらに演出が、柿本ケンサク監督ということで美しくも不思議な映像になるのではないかと思いながらも、本を読んだだけでは想像ができませんでした。撮影はカメラの画角が縦型のみで初めてということもあり、作品自体が現実とファンタジーの狭間にいるような不思議な感覚で、終始わくわくしながら撮影に挑んでいました。新しいエンターテインメントに出会える喜びもあり、参加できたことをとても嬉しく思います。
縦型ディスプレイ特化の演出や画角が未だチュートリアル的な段階でのチャレンジングな作品に呼んでもらえて光栄です。そろばん勘定の出来ない好奇心の方位磁石でしか動けない友人が主演てのが大きな後押しになりましたwwww。柿本監督の描く世界の住人で居られた事、幸せに思います。次からはマスク焼け気を付けてもろて\(^=□=^)/
今回私が参加した日数は1日と非常に短いですが、現場の皆さんと刺激し合い、大変色濃い豊かな時間を過ごせました。衣装合わせで柿本監督から頂いた一枚の紙。そこには台本では描かれていない春子の人生の足跡、心の内などが彼女の言葉で書いてあり、人の秘密を偶然知ってしまったかのような罪悪感、そしてその心地の悪さもお芝居をする上での良い要素となりました。撮影の合間に優実ちゃんが「何を首に巻いてるんですか?」と言った不思議そうなお顔、「感動しました。かっこよかったです」と言って下さった降谷さんのキラキラした目、「それを聞いて俺も嬉しかったんだ」と窪塚君のピュアで柔らかい表情。何故だか細かいところまで鮮明に記憶に残る、思い出深い作品となりました。どうぞ沢山の方々に、ご覧頂けたら嬉しいです。
ミステリアス サスペンス ファンタジック 三位一体のドラマだあ。見る人をドキドキワクワクさせるに違いない! ロケ現場の隣りの部屋がコントアゴアンド金造のアゴ勇さんの住居だった。お笑いスター誕生の戦友である。控室に会いに来てくれた。20数年ぶりの再会だ。コレもドラマだあ。
写し方 出し方 スタッフ 役者など 今まで仕事した事のなかった環境なので 良いもの悪いもの新鮮で私の以外のモノも人も それは新鮮な事だったでしょう だからご覧になられる方はもっと新鮮でしょう また会いましょう
もう、ずいぶん前から、僕らはヒエラルキーの中に生きています。人間は平等だなんて綺麗事で、どこまでいっても、僕たちは上下関係の間に挟まれて生きていく。上を見るか、下を見るかしながら。でも。それぞれに、正義がある。だから、人生は面白い。洋介くん、河合さんをはじめすべての俳優陣がホームランを打ってくれました。そんな濃密な空気をギュッと縦に詰め込んだエネルギーを是非、みていただきたいと思います。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。