引き裂かれたユダヤ人一家の絶望と葛藤 「ホロコーストの罪人」場面写真
2021年7月9日 12:00

「HARAJUKU」で高い評価を得たエイリーク・スベンソンがメガホンをとった「ホロコーストの罪人」の新たな場面写真が披露された。第2次世界大戦時、ノルウェーの秘密国家警察がホロコーストに加担していた事実をもとに、あるユダヤ人家族が直面する悲劇と運命を描く。
ユダヤ人一家のブラウデ家はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていた。しかし、1940年4月9日、ナチス・ドイツがノルウェーに侵略してから状況は一変する。ユダヤ人は次々と逮捕され、ブラウデ家も父親と3人の息子はベルグ収容所に送られてしまう。
(C)2020 FANTEFILM FIKSJON AS. ALL RIGHTS RESERVED.場面写真は、平凡だが幸せな日々を送っていたブラウデ家の様子から、チャールズらがベルグ収容所へ連行され、妻ラグンヒルが絶望に満ちた表情で見つめるシーン、収容所での父とチャールズ、母サラが同じアパートのユダヤ人家族と共に強制移送されるなどを切りとっている。
(C)2020 FANTEFILM FIKSJON AS. ALL RIGHTS RESERVED.スベンソン監督は、製作のきっかけを「この出来事はたった数十年前、自分の地元の街の近くで起きたにも関わらず、こういった出来事について無知であった事に気づかされました。ブラウデ家の実話は深く印象に残り、自分の中に不信感に近い不正行為に対する強い思いが沸き起こりました」と明かし、「自分がこの作品を映像化しないのであれば、映画そのものを作り続ける意味はないのではないかと思ったほどです」と語っている。
「ホロコーストの罪人」は、8月27日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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