映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

【ハリウッドコラムvol.310】日米間の渡航・水際対策の現状 日本入国とアメリカ入国の違いを記録

2021年7月7日 14:00

リンクをコピーしました。
簡易検査キット
簡易検査キット

ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)に所属する、米LA在住のフィルムメイカー/映画ジャーナリストの小西未来氏が、ハリウッドの最新情報をお届けします。

***********************************************

5月末から6月下旬まで日本に一時帰国していた。ロサンゼルスに戻ったいま、今回は日米間の渡航の現状をお伝えしたいと思う。

まず、外国から日本への入国に際しては新型コロナウイルスの出国前検査証明が必要となる。出発時刻の72時間以内に受けたPCR検査で、陰性でなくてはならない。

今年4月19日から日本の空港検疫の確認が厳格化していて、ルール変更したばかりのころは到着しても入国させてもらえず、とんぼ返りにさせられるケースが多発したという。最大のハードルは、同じPCR検査でも、検査検体において「鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)」か「唾液(Saliva)」のみが有効であるという点だ(※7月1日からは「鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合」も有効な検体として認められるようになった。最新情報はこちら。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html)。

アメリカで一般的に無料で受けられるPCR検査は、「鼻腔ぬぐい(Nasal swab)」と言われる検体形式で、これだと陰性でも正当な検査と認めてもらえない。そこで、鼻咽頭ぬぐい液でのPCR検査をしてもらえる病院にいって、鼻の奥深くに綿棒を突っ込まれて痛い思いをしたわけだが、その病院が発行する証明書にはなんと「Nasal swab」と書かれていた。この病院では両者を厳密に区別していないようなのだ。

そんなわけで、今度は唾液で検査してもらうことにした。病院の関係者には「なぜ正確性で劣る方法をわざわざ選ぶんだ」と不思議な顔をされたが、そういうルールだから、と答えるしかなかった。

検査証明書には、検査方法や検査検体や日時だけでなく、パスポート番号や国籍も記載されている必要がある。現地の検査機関でここまでやってくれるところは稀で、所定の用紙にわざわざ記載してくれるところとなると、もっと少なくなる。ロサンゼルスの日本領事館は、所定フォーマットによる検査証明発行可能医療機関のリストをホームページで掲載している。いくつか電話したが、一番安くて125ドルで、高いところとなると300ドルを超えていた。

でも、ぼくはこれらを利用しなかった。アメリカではPCR検査がタダで受けられるのに、出国前検査証明のためだけに余計な出費をしたくなかったからだ。それで、無料で受けられるPCR検査を唾液でしてもらって、その検査結果を日系医院に持参して、所定のフォーマットで証明書を発行してもらった。発行手数料は50ドルだった。

インストールが必要なアプリ
インストールが必要なアプリ

さらに、入国後14日間の健康フォローアップのための質問表に答えてQRコードを獲得したり、指定アプリのインストールなどの準備が必要だ(※詳しくは、厚生労働省のホームページの「水際対策に係る新たな措置について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.htmlをご参照ください。)

でも、最大のストレスは、出国前検査証明の獲得だった。無料のPCR検査にこだわったせいもあるが、結果が出るまで48時間もかかってしまった。刻々と出国時間が迫るなかで、証明書が用意できなかったらどうしようと、じりじりする焦燥を味わった。これがいやなら、多少出費がかさんでも、ワンストップでPCR検査と証明書発行をしてもらえる医院にいったほうがいいかもしれない。

出国当日、ロサンゼルス空港の発券カウンターで「出国前検査証明」、搭乗ゲートで「質問表を提出したときにもらえるQRコード」の提示を求められた。この2つが揃っていないと、飛行機に乗せてもらえないようだ。

日本入国に必要な書類
日本入国に必要な書類

渡航条件が厳しいこともあって、機内はガラガラだった。マスクは飲食時以外は着用していなくてはならないが、お酒は普通に出してもらえる。ひさびさの空の旅は心が躍った。なお、機内で誓約書と追跡アプリのインストールの承諾書を渡されたので、入国前に記入した。

成田空港に着陸してから、試練が待ち受けていた。駐機場に着いたのが午後3時45分くらい。でも、乗り継ぎの乗客が優先で、日本が最終目的地の乗客はなかなか下ろしてもらえない。1時間近く待たされてから、係員に連れられて降機する。

廊下に出ると、入国審査と反対側に連れられていく。その先にはパイプ椅子がずらりと並べられていた。ぼくは151と書かれた椅子に座る。つまり、自分の前に150人もの人が待っているのだ。座ってはみたものの、なにも起きない。たまに係員が書類を確認しにくるものの、列がまったく動かないのだ。何が起きているのかまったく分からないまま45分ほど待つと、ガタガタと音がして、前の人たちが移動をはじめた。ぼくも係の人の案内にしたがって前に進むと、今度は101番の椅子に座らされた。そう、45分ほどで50人処理するペースなのだ。11時間のフライトあとに、これは堪えた。

パイプ椅子の列
パイプ椅子の列

結局、受付に通されたのは、午後7時を過ぎてからだった。役所の窓口のような簡易受付で、検査証明などの必要書類がチェックされる。ものの数分で終わり、次が唾液の採取だ。泡を含まない唾液をたっぷり出さなければいけないのだが、何度も経験しているので問題ない。壁に貼られたレモンや梅干しの写真は不要だった。

次は下のフロアにいって、スマホを手渡し、係員によるアプリのインストールの確認や位置情報の設定、連絡用のメールアドレスの確認などが行われる。

最後は待合室と化した搭乗ゲートで新型コロナウイルス検査の結果を待つ。結果はもちろん陰性――だって、出国72時間前も陰性だったし、そもそもファイザーのワクチンを2回打っている――で、陰性証明書を受け取って、ようやく入国手続きへと向かう。空港を出たのは午後8時過ぎ。着陸から4時間半が経過していた。

それからは14日間の自主隔離生活だ。この期間は公共交通機関を使っていけないことになっているので、ぼくは空港送迎つきの都内のウィークリーマンションで過ごすことになった。移動は徒歩かシェアサイクルで、意地でも公共交通機関は使わなかった。

自主隔離のチェックも、以前より厳しくなっていた。健康状態に関するアンケートが毎日メールで届くのは変わっていないが、いまはOverseas Entrants Locatorという位置情報通知アプリの使用が義務づけられている。毎日ランダムでいきなり通知がきて、そのたびに「I am here!」というボタンを押して自分の居場所を報告しなくてはいけない。1日1回のときも複数回のときもあるし、まったく通知がないときもある。さらにMy SOSというアプリを通じて、抜き打ちでビデオ電話がかかってくる。これが14日間もつづく。気の弱いぼくは、もし通知に気づかなかったらどうしようと、びくびくしっぱなしだった。

でも、ぼくはまだマシなほうだった。家族が2週間後に帰国したのだが、その間にカリフォルニア州で変異株が発見されたという理由で、入国から3日間、彼らは検疫所が確保する宿泊施設で強制待機させられることになったのだ(ちなみに、現在カリフォルニア州は対象地域から解除されている)。

家族が隔離されたホテル
家族が隔離されたホテル

妻と2人の子どもは、入国するとそのまま両国にあるビジネスホテルのツインルームに隔離。廊下に出ることすら許されず、そこで3晩過ごすことになった。このときぼくは自主隔離期間が明けていたので――というか、家族の帰国にあわせて先行帰国していたので――、玩具や漫画の差し入れを持参。もちろん面会は許されなかった。

それから3日後、家族は羽田空港で解放された。ぼくはレンタカーでみんなを迎えて、田舎の自主隔離先まで案内した。家族はここで残りの11日間を過ごすことになる。

田舎での自主隔離生活
田舎での自主隔離生活

その後、ぼくは都内にとんぼ返りして、いくつかの用事を済ませて、ロサンゼルスに戻ることになる。

アメリカに入国する際も、「出国72時間以内の陰性証明」が必要だ。でも、いまではPCR検査じゃなくて簡易版の抗原検査(antigen test)で大丈夫。しかも、家庭用の検査キットも認められている。ぼくが使ったのは、Abbottというところが出しているBinaxNOWというもの。アメリカ国内でeMedというサイトを通じて購入し、今回の旅行に持参していた。

使い方はいたって簡単で、日本から出国する3日前にeMedにアクセスする。その後は、ビデオ通話で先方の指示にしたがって検査を行うだけ。結果は15分で判明。もちろん陰性。検査結果はメールだけでなく、NAVICAという健康アプリに送信される仕組みだ。空港の発券カウンターでは、このアプリが生成したパスを見せればいい。

州や地域ごとにルールが異なっていて、ロサンゼルスに戻る場合は、Travel Formという簡単なアンケート(https://travel.lacity.org)に答えなくてはいけない。でも、日本に入国する際の煩雑な事務作業と、面倒なルールと比べると、あっけないほど簡単だ。

この違いは、ワクチン接種者数の違いから出てくるのだろう。たとえば、米疾病予防センターは、渡米者に対して、ワクチンを受けていない人は「7日間の自主隔離ののちPCR検査を受ける」か「10日間の自主隔離」を強く勧めているものの、ワクチン接種者に対して条件を課していない。ワクチンを打っていようがいまいが、14日間の自主隔離(渡航先によっては3日間、または6日間の強制隔離つき)を課す日本とは大違いである。

日本でも最近はペースがあがってきていて、ご年配の方のみならず、職域接種でワクチンを打った知り合いも増えている。これでようやく海外に出張や旅行にいけると、楽しみにしている人も多い。また、痺れを切らして、アメリカにワクチンを打ちにいく人も少なくない。いまやサンフランシスコ空港では、国籍を問わずワクチンを無料で接種できるほどだ。

だが、いったん海外に出てしまうと、再入国する際、ぼくや家族と同じ目に遭ってしまう。海外から新たな変異種を持ち込ませないのはもちろん大事だし、いまの水際対策がこれまでの反省のうえに成りたっていることは理解出来る。でも、日本でも認可されているワクチンを2回きちんと接種し、出国前と入国時に受けた検査で陰性だったぼくに対して、数日おき、ときには連日、ビデオ通話で居場所の確認をするのは、リソースの無駄遣いと思わずにはいられない。

かつて外務省は、国際的な往来を再開させるためにビジネストラックやレジデンストラックという措置を作ったものの、感染悪化で運用を停止している。むしろ、ワクチン接種者を対象にした「ワクチントラック」を作り、帰国14日間待機の緩和をしてはどうかと思う。そうすれば、ワクチン接種者は気軽に海外に出られるようになるし、ワクチン接種に消極的な人も前向きにならざるを得なくなる。ワクチンツアーで外国に出て行く人もずっと増えるだろうし、インバウンドによる景気回復も期待できる。集団免疫の獲得に何割の接種者が必要なのかは分からないけれど、十把一絡げのいまの水際対策より、よっぽど効果があるように思えるのだが。

小西未来 の関連作を観る

Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

【推しの子】 The Final Actの注目特集 注目特集

【推しの子】 The Final Act NEW

【忖度なし本音レビュー】原作ガチファン&原作未見が観たら…想像以上の“観るべき良作”だった――!

提供:東映

物語が超・面白い!の注目特集 注目特集

物語が超・面白い! NEW

大物マフィアが左遷され、独自に犯罪組織を設立…どうなる!? 年末年始にオススメ“大絶品”

提供:Paramount+

外道の歌の注目特集 注目特集

外道の歌 NEW

強姦、児童虐待殺人、一家洗脳殺人…地上波では絶対に流せない“狂刺激作”【鑑賞は自己責任で】

提供:DMM TV

全「ロード・オブ・ザ・リング」ファン必見の超重要作の注目特集 注目特集

全「ロード・オブ・ザ・リング」ファン必見の超重要作 NEW

【伝説的一作】ファン大歓喜、大興奮、大満足――あれもこれも登場し、感動すら覚える極上体験

提供:ワーナー・ブラザース映画

ライオン・キング ムファサの注目特集 注目特集

ライオン・キング ムファサ

【全世界史上最高ヒット“エンタメの王”】この“超実写”は何がすごい? 魂揺さぶる究極映画体験!

提供:ディズニー

ハンパない中毒性の刺激作の注目特集 注目特集

ハンパない中毒性の刺激作

【人生の楽しみが一個、増えた】ほかでは絶対に味わえない“尖った映画”…期間限定で公開中

提供:ローソンエンタテインメント

【衝撃】映画を500円で観る“裏ワザ”の注目特集 注目特集

【衝撃】映画を500円で観る“裏ワザ”

【知って得する】「2000円は高い」というあなただけに…“超安くなる裏ワザ”こっそり教えます

提供:KDDI

モアナと伝説の海2の注目特集 注目特集

モアナと伝説の海2

【モアナが歴代No.1の人が観てきた】神曲揃いで超刺さった!!超オススメだからぜひ、ぜひ観て!!

提供:ディズニー

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版 NEW

内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

aftersun アフターサン

aftersun アフターサン NEW

父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

おすすめ情報

映画.com注目特集 12月22日更新

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る