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決死の覚悟で収容所を脱走→驚きの実態を暴露 「アウシュヴィッツ・レポート」本編映像

2021年6月30日 13:00

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アウシュヴィッツの実態を告白する
アウシュヴィッツの実態を告白する
(C)D.N.A., s.r.o., Evolution Films, s.r.o., Ostlicht Filmproduktion GmbH, Rozhlas a televizia Slovenska, Ceska televise 2021

第93回アカデミー賞国際長編映画賞のスロバキア代表に選出された「アウシュヴィッツ・レポート」の本編映像の一部が披露された。アウシュヴィッツ収容所を脱走した2人の青年が、赤十字の職員と対面するシーンを収めている。

本作は、第2次世界大戦下、ナチス・ドイツのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所から脱走したスロバキア系ユダヤ人の実話を映画化。脱走する2人を、「オフィーリア 奪われた王国」のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが熱演。2人を救済する赤十字職員として、「ハムナプトラ」シリーズのジョン・ハナーが出演している。

披露された映像は、助けられた2人が赤十字のウォレンと対面するシーン。脱走22日目、ようやく到着したウォレンは、2人がまとめたレポート(報告書)がこれまで赤十字が調査してきた実態とは異なることに困惑していた。苛立つアルフレートは、収容所ではガスで3800人が殺害され、その大半が子どもだったことを告げる。

脚本も手掛けたペテル・べブヤク監督は「私たちは今、20世紀とは対照的に平和な時代に生きていて、大切な人の命が日常的に危険にさらされるかもしれないこと、自分の民族や宗教的信念、さらには性的指向を隠さなければいけない不安を忘れてしまっているのです。だからこそ、私たちは人類の過去の失敗を振り返る必要があるのです」と、本作の意義を語っている。

アウシュヴィッツ・レポート」は、7月30日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。


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