鬼刑事が“警察音楽隊”の一員に!? 阿部寛×内田英治監督「異動辞令は音楽隊!」製作決定
2021年6月30日 06:00

阿部寛が主演し、「ミッドナイトスワン」の内田英治が監督を務める映画「異動辞令は音楽隊!」の製作が決定した。ギャガ製作・配給で、2022年夏に全国公開。今年8月上旬からのクランクインを予定している。
本作は、内田監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本によるヒューマンドラマ。わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、その警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせて誕生した物語だ。
阿部が演じるのは、捜査一課に所属する仕事一筋の鬼刑事・成瀬司。コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を選ばない警部補で、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属する“音楽隊”への異動を言い渡されることになる。
犯罪捜査一筋の鬼刑事・成瀬は部下にやたら厳しく、犯人逮捕のためなら、法律すれすれの捜査も辞さない男。ひとり娘の法子との約束も、捜査を理由に守らないような“仕事バカ”だ。高齢者を狙った「アポ電強盗事件」が相次ぐなか、勘だけで疑わしい人間を令状も無くパワハラ捜査をしていたが、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうと高をくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの“警察音楽隊”だった。
内田監督は「ありそうでなかった映画でございます。警察音楽隊を舞台にした新作、ようやく発表することが出来ました」と説明しつつ、「『ミッドナイトスワン』以来、久しぶりの映画作りに胸は高まっておりますが、こうやって再びオリジナル作品を発表出来ることを嬉しく思います」と思いの丈を述べる。
内田監督「本作はとある県警の警察音楽隊を舞台に、警官なのに楽器も奏でなければならなくなった隊員たちを描いたヒューマンドラマです。私自身が挫折しそうになったとき、音楽に救われた過去があるのですが、今回はそんな想いを映画にしました。主演は阿部寛さん。初めてお会いしたときに『この役にぴったりだ』と手を叩きそうになりました。ひとつの価値観が一瞬にして崩れると人はどうなるのか。中年が持つ危機感と悲哀を見事に演じてくれるはずです。みなさま、どうぞご期待ください」
内田監督と初タッグとなった阿部は「今までと違った自分が引き出される現場になる予感がしていて、撮影現場に入る事がとても楽しみです」と期待を寄せているようだ。
阿部「捜査一筋の刑事が音楽隊に異動させられる主人公役という事で、今回は楽器も演奏することになり、これまで演じてきた刑事役とはまた一味違った役どころですのでそういった意味でも新鮮さをもって挑んでいきたいと思います。まだ撮影に入る前ですが、皆様に元気をお届けできる作品になると感じています」
「異動辞令は音楽隊!」は、22年夏に公開予定。
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