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ゲイであることを隠して生きる高校生×BL好きの同級生 神尾楓珠×山田杏奈「彼女が好きなものは」特報

2021年6月14日 11:00

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「僕はゲイだ。だからって“ふつう”の幸せをあきらめたくない。」
「僕はゲイだ。だからって“ふつう”の幸せをあきらめたくない。」
(C)2021「彼女が好きなものは」製作委員会

神尾楓珠が映画初主演を果たし、山田杏奈が共演する「彼女が好きなものは」の特報、ティザービジュアル3点、新場面写真1点が一挙にお披露目された。映像には、ゲイであることを隠す男子高校生・安藤純(神尾)と、BL(ボーイズラブ)好きのクラスメイト・三浦紗枝(山田)の複雑な恋模様が切り取られている。

本作は、小説家・浅原ナオト氏の「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)が原作。ウェブ小説サイト「カクヨム」で話題となり2018年2月に書籍化されたもので、19年4月にはNHKで「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化された。純と紗枝の恋愛を通じ、世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描く。神尾と山田をはじめ、前田旺志郎、三浦りょう太(「りょう」の漢字は、けものへんに「寮」のうかんむりなし)、池田朱那三浦透子渡辺大知磯村勇斗山口紗弥加今井翼が共演する。

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特報は、純がゲイであることを知らない紗枝の告白で始まる。「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と願いながらも葛藤する純は、告白を受け入れる。映像には、ふたりが学校で一緒にお弁当を食べる場面や、遊園地やお祭りでのデートシーンが切り取られており、仲を深めていく様子がうかがえる。その一方で、紗枝には明かしていない恋人・誠(今井)とキスをする直前のカットも挿入され、自分が望む幸せと、自分らしさとの狭間で揺れ動く純の思いが伝わってくる。

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ティザービジュアルは、幻想的な水族館の水槽の前で、純が紗枝を見つめる構図。ゲイであることを家族や周囲に打ち明けられず、自分を隠して生きる純のキャラクターを表すように、ピントは手前の紗枝にあたり、純の姿はどこか焦点が定まらない。あわせて、それぞれ純と紗枝の姿をとらえたバージョンも披露。「僕はゲイだ。だからって“ふつう”の幸せをあきらめたくない。」「私はBLが好き。だからって好きな人がゲイだとは思わなかった。」というコピーが、ふたりの切ない心情を表している。

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彼女が好きなものは」は、草野翔吾監督(「にがくてあまい」「世界でいちばん長い写真」)がメガホンをとった。今秋に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。

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