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カンヌ国際映画祭コンペ部門選出、濱口竜介監督×西島秀俊「ドライブ・マイ・カー」新場面写真一挙公開

2021年6月10日 15:00

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村上春樹氏の同名短編小説を映画化
村上春樹氏の同名短編小説を映画化
(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

濱口竜介監督が、西島秀俊主演で村上春樹氏の短編小説を映画化し、第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された「ドライブ・マイ・カー」の新場面写真が一挙にお披露目された。妻を失い、喪失感を抱える男の様々な表情、妻との記憶が刻まれた愛車サーブが切り取られている。

ハッピーアワー」「寝ても覚めても」の濱口監督が映画化を熱望したのは、村上氏の短編小説集「女のいない男たち」(文春文庫刊)に所収された「ドライブ・マイ・カー」。西島をはじめ、三浦透子岡田将生霧島れいかが共演した。第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への正式出品は、日本映画で唯一の快挙となった。

画像2(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
画像3(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

舞台俳優であり演出家の家福悠介(西島)は、脚本家の妻・音(霧島)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音はある秘密を残し、突然この世を去る。2年後、広島の演劇祭で演出を任されることになり、真っ赤なサーブで向かった家福は、ある過去を胸に秘める寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦)と出会う。行き場のない喪失感に苛まれる家福は、みさきと過ごすなかで、これまで目を背けていたあることに気付かされていく。

画像4(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
画像5(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

場面写真からは、ある時は演出家としてデスクで考えごとに耽り、またある時は舞台俳優として付け髭にジャケットというスタイルで戯曲を演じるなど、家福の様々な顔が垣間見える。あわせて、サーブをめぐるカットも多数披露。サーブをはさんで向かい合う家福とみさき、意味深な表情で車内をのぞきこむキーパーソンの俳優・高槻(岡田)、どこか気がかりな様子で運転席の家福と会話をする音らの姿が確認できる。美しい海辺のロケーションも切り取られ、家福とみさきの旅路に期待が高まる。

画像6(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

ドライブ・マイ・カー」は、8月20日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

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