「少年の君」デレク・ツァンの単独監督デビュー作 「ソウルメイト 七月と安生」6月25日公開
2021年6月5日 10:00

第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた「少年の君」(7月16日公開)のデレク・ツァンの単独監督デビュー作「ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」が、6月25日に公開されることが決定した。
アカデミー賞ノミネートの際は、ヒットメーカーのエドガー・ライト監督に「本作のノミネートが心から嬉しい」と言わしめた「少年の君」。「ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」は、「少年の君」と同じくチョウ・ドンユィを主演に迎え、圧倒的評価を獲得した“切なくも優しい友情の物語”。同名のネット小説を大胆に脚色して描かれており、2人の女性の半生を丁寧かつドラマティックにつづりながらも、予想だにしないラストへと向かっていく。
(C)2016 JOYCORE Pictures(Shanghai) CO.,LTD. , J.Q. Pictures Limited,Alibaba Pictures Group Limited,We Pictures Ltd. ALL Rights reserved.ある日、安生(アンシェン)の元に映画会社から連絡が届く。彼らは、人気ネット小説「七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」を映像化したいのだという。作者は七月(チーユエ)という名の女性だが、所在は不明。物語は幼馴染の女性2人の友情を描いたもので、作者の自伝的な要素が強いという話だった。そこで彼らは、もうひとりの主人公のモデルを探し、アンシェンに連絡をしてきたというわけだ。だが、アンシェンは「チーユエなんて人は知らない」と嘘をついた。
チーユエは、アンシェンにとって特別な存在だった。何よりも大切な親友、そして誰よりも激しくぶつかりあった戦友、互いに魂の奥深いところでつながっていた。彼女たちの間に一体何があったのか。恋を知り、世界を知り、移ろいゆく時代のなかで、彼女たちは何を選び取り、何を捨てたのか。小説に描かれた2人の物語に秘められた驚きの真実が、次第に明かされていく。
プロデューサーを務めたのは、「ラヴソング」の名匠ピーター・チャン。ツァン監督の繊細な演出手腕は、同作でも発揮されており、香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨では12部門にノミネートし、作曲賞を受賞。同じく中華圏を代表する映画賞・金馬奨では、アンシェンを演じたチョウ・ドンユィ、チーユエを演じたマー・スーチュンの2人が主演女優賞を獲得するという快挙をもたらした。
「ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」は、6月25日から東京・新宿武蔵野館ほか順次公開。
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