毒母から逃げろ!「RUN」新人女優の熱演収めた特別映像 [Alexandros]川上、「三四郎」相田らのコメントも
2021年5月31日 17:00
「search サーチ」のアニーシュ・チャガンティ監督と製作チームが再タッグを組んだサイコスリラー「RUN ラン」の特別映像が披露された。役柄同様、実生活でも車椅子を使用している新人女優キーラ・アレンの熱演を収めている。
ある郊外の一軒家で暮らすクロエ(アレン)は、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアン(サラ・ポールソン)に不信感を抱き始める。
特別映像は、クロエが鎖でつながれている様子や、クロエに歪んだ愛情を注ぐ“モンスター毒母”ダイアンが迫りくるシーンを収めている。家から脱出しようとするクロエだったが、携帯もネット環境もない。絶体絶命の状況の中、上半身の筋力だけで2階の部屋から屋根を必死につたうなど、どうにか脱出を図ろうとする。
本作のタイトルを象徴するように、満身創痍の脱出劇を繰り広げるクロエを演じたアレンは、監督らがオーディションを通じて発掘した。現役のコロンビア大学の学生でもあり、オーディション期間中には、アクションシーンを意識して「ロッキー」さながらのトレーニング動画に「Eye of the Tiger」のBGMをのせて監督らに送ったという、ユーモラスな一面も持っている。
特別映像に合わせて、スリラー映画通の著名人からのコメントも公開された。[Alexandros]の川上洋平は「これ、多分俺の中で今年のサスペンスホラーのジャンルの映画では一位になると思う」と絶賛し、鑑賞後の熱量を伝えたいと、公開2カ月前にも関わらず自身のWEB連載で取り上げたという。
そのほか、ゲームクリエイターの小島秀夫は「手に汗握る緊迫の連続投与で、観客も呼吸困難や不整脈、感覚麻痺を起こしそう! このめくるめくヒッチコック的処方箋新スリラーの効き目を体感すべし!」、お笑いコンビ「三四郎」の相田周二は「イカれ過ぎ。searchの監督、スタッフ陣が制作していると聞いて納得しました。絶望感を創り出すのが本当に上手いです。期待通りでした!!」とコメントを寄せた。
「RUN ラン」は、6月18日から東京・TOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開。