「HOKUSAI」キスシーンは台本になかった キャストが舞台裏を明かす
2021年5月31日 15:00
本作は、人生に関する資料がほとんど残されていない北斎の生涯を、現存する資料や史実、作品が生まれた年代などを繋ぎ合わせて描くオリジナルストーリー。青年期の北斎を柳楽、老年期を田中泯が演じ、北斎のライバルとなる美人画の大家・喜多川歌麿を玉木、北斎を支えた妻・コトを瀧本が演じている。
キャスト陣それぞれがお気に入りの場面を紹介することになり、老年期の北斎(田中)が、青い絵具を手に雨の中で舞い、北斎ブルーが生まれたシーンを挙げた柳楽は「北斎がようやくこの色に出会えたという喜びが、ダンスを交えて表現されているのはさすが」と田中の表現力を絶賛する。
コトが青年期の北斎に子どもを身篭ったことを告げるシーンを挙げた瀧本は、柳楽とのキスシーンもあることから「自分で選んでおきながら……恥ずかしい!」と赤面。瀧本は「(キスシーンは)当初は台本にはなくて、撮影地の京都に着いた当日に監督と話し合って生まれました」と舞台裏を紹介し、その相手役となった柳楽も「このシーンには女性の強さを感じる。今の時代でも共感できる場面だと思います」と話した。
また、東京での映画館の営業について休業要請から時短要請に切り替わり、橋本監督は「これで上映館も増えますので、お近くの映画館で存分に作品を楽しんでほしい」と期待。玉木は「こんな時だからこそ、この作品から力強いメッセージを感じてほしい」と呼びかけ、柳楽は「今の時代にあって、共感できる部分がたくさんある。好きなことを突き詰めようとする北斎の人生を見て『HOKUSAI』バイブレーションをブルブルに感じてほしい」とアピールした。
イベントの模様は、YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=hyUy-a0p-74)のアーカイブ映像で視聴できる。
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