二人なのに一人、一人なのに二人――「HOKUSAI」柳楽優弥×田中泯が意識した芯
2021年5月30日 14:00

「冨嶽三十六景」など、生涯を通して3万点以上の作品を描き残したといわれる江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の知られざる人生を描く「HOKUSAI」が、5月28日に公開された。柳楽優弥と田中泯が北斎の青年期と老年期をそれぞれ演じ、波乱万丈な“画狂人生”を生き抜いた。見た目も年齢も異なる二人だが、完成作を見ると同じ人物を演じたことがすぐにわかる。「僕たちはこんなに違うのに」と笑い合う二人に、話を聞いた。(取材・文/編集部、写真/山口真由子)

町人文化が華やぐ江戸の町の片隅で、食うこともままならない生活を送っていた貧乏絵師の勝川春朗。後の葛飾北斎となるこの男の才能を見いだしたのが、喜多川歌麿、東洲斎写楽を世に出した希代の版元・蔦屋重三郎だった。重三郎の後押しにより、その才能を開花させた北斎は、彼独自の革新的な絵を次々と生み出し、一躍、当代随一の人気絵師となる。奇想天外な世界観は江戸中を席巻し、町人文化を押し上げることとなるが、次第に幕府の反感を招くこととなってしまう。





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