アンデッドに育てられた少年が聖騎士に 「最果てのパラディン」TVアニメ化で10月放送開始
2021年5月18日 17:00

柳野かなた氏のファンタジー小説「最果てのパラディン」(オーバーラップ文庫刊)のテレビアニメ化が決定した。河瀬茉希、小西克幸、堀江由衣、飛田展男、村瀬歩の出演が決定しており、10月から放送を開始する。キービジュアルと第1弾プロモーションビデオも公開されている。
原作は、2015年にウェブ小説投稿サイト「小説家になろう」で連載を開始。16年には書籍化を果たし、18年にはコミカライズ(漫画:奥橋睦)もスタートした。かつて滅びた死者の街で、3人の不死者(アンデッド)に育てられた、後悔を残して死んだ前世の記憶を持つ少年・ウィル(ウィリアム)が、輪廻の神に導かれながら生きる意味を見つめなおし、やがて聖騎士(パラディン)の道を歩んでいく姿を描く。原作小説は既刊4巻。
河瀬がウィル役で主演を務め、小西がウィルにとっては父親や兄のような存在である屈強なスケルトンのブラッド、堀江が母のような包容力を持った神官ミイラのマリー、飛田が祖父のような幽霊(ゴースト)のガス(オーガスタス)、村瀬がウィルをサポートするハーフエルフのメネル(メネルドール)を演じる。河瀬は「ウィルは前世の記憶をもちながら異世界に転生し、3人のアンデッドたちからたくさんのことを学び、成長していきます。なぜみんなはアンデッドなのか、そして自分はなぜここにいるのか。さまざまな絆の形に、切なくも温かくなる作品です。ウィルの成長、そして広がってゆく世界を一緒に楽しんでいただきたいです」と作品を紹介した。
キービジュアルは、ウィルと生々流転を司る神・グレイスフィール(キャスト未発表)の姿を描いたイラスト。第1弾PVには、ウィルや3人のアンデッド、メネルのほかにも、物語のなかでウィルが出会うことになるキャラクターたちが登場する。
監督に「くまクマ熊ベアー」の信田ユウを迎え、シリーズ構成を「賢者の孫」の高橋龍也、キャラクターデザインを「新劇場版 頭文字D」の羽田浩二、アニメーション制作を「はてな ☆イリュージョン」のChildren’s Playground Entertainmentが担当する。
原作者の柳野かなた氏は「体調を崩して長く続きが書けませんでしたが、そんなさなかに『アニメ化します』などと言われて耳を疑う羽目になりました。うかうか絶望とともに寝てもいられなくなりましたが、『寝ちゃいられねえ』の気合と根性だけで何もかも治るのであれば苦労はなく。アニメ関連の諸々のタスクをこなし、少しずつ文字を書き、ちょっとずつですが立て直しました。やっと近いうちに書籍5巻を上梓できることと思います」と経緯を明かし、「ですからこのアニメ化は、イラストの輪くすさが先生、コミカライズの奥橋睦先生、この作品の編集、広告、流通や、海外での翻訳に携わってくださったみなさま。そして何より、なかなか続きが出なかったこの作品を、それでもめげずに好きだと言ってくださった読者のみなさまのおかげです。心よりの感謝を。……新たな世界でのウィルたちの冒険も、どうか応援して下さるとうれしいです」と呼びかけている。
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