エディ・ポン「地獄だった」 超ハードな訓練をとらえた「レスキュー」メイキング映像入手
2021年5月16日 10:00
総製作費120億円、準備期間5年、撮影123日を費やし、中国の海難救助隊を描いた映画「レスキュー」のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。俳優陣が挑んだのは、疲れて動けなくなるほどの“超ハードな訓練”。その全貌が明らかになっている。
海上に設置された石油プラットフォームの大規模火災、エンジントラブルに見舞われたジェット旅客機の墜落、天然ガスを積んだタンカーの爆発――海上で発生した災害現場へ真っ先に駆けつけ、自らの命を顧みず人命救助にあたる、海難救助のエキスパートたち。人命救助を最優先にする熱血漢の隊長ガオ・チエン(エディ・ポン)は、二次災害を防ぐため冷静に判断を下す救命ヘリコプターの女性パイロット、ファン・ユーリン(シン・ジーレイ)とチームを組むが、出会った瞬間から衝突。死と隣り合わせの任務のなか、大切な仲間を目の前で失い、失意と後悔の念に苛まれても、大災害に立ち向かっていく。
監督を務めたのは「オペレーション・メコン」「オペレーション:レッド・シー」のダンテ・ラム。「タイタニック(1997)」「パール・ハーバー」など大ヒット映画のプロダクションデザインを手掛けたマーティン・レイン、「グリーン・デスティニー」で第73回アカデミー賞の撮影賞を受賞したピーター・パウとともに、メキシコにある約240メートルの巨大プールに本物の飛行機を沈めるなど、大規模な撮影を敢行している。
撮影が過酷だと有名なダンテ・ラム組。映像の冒頭、ラム監督は「私の作品は撮影が過酷なので、出演者は“己に勝つ”という意気込みが必要」と言い放つ。息も絶え絶えになりながら、過酷な訓練に臨むキャストたち。シン・ジーレイは「疲れて動けなくなるまで練習させられます」と打ち明け、レスキュー隊メンバーを演じたシュー・ヤンは思わず「2週間で目標に達しろなんてムチャだ」と口にしている。
フィジカルトレーニング、水難救助の基礎訓練、救助ヘリへの搭乗など、全体の訓練期間は約7カ月にも及んだ。そのなかでも、主演のポンが「地獄だった」と言い表したのは、水深6メートルのプールを用いた訓練だ。「プールの中で長く息を止める」「障害物の間を泳ぐ」「深いところまで潜って物を動かす」など、俳優たちの“超人的な訓練姿”が確認できる。
「レスキュー」は、5月21日から全国公開。
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