「裏ゾッキ」アップリンク渋谷の“最後の新作興行作品”に 「ゾッキ」との交互上映も実施
2021年5月7日 20:00

竹中直人、山田孝之、齊藤工が監督を務める映画「ゾッキ」の舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画「裏ゾッキ」の公開日が、5月14日に決定。あわせて、5月20日に閉館するアップリンク渋谷の“最後の新作興行作品”となることがわかった。
「ゾッキ」は、竹中、山田、齊藤が共同監督として一丸となり、大橋裕之氏の初期傑作集「ゾッキA」「ゾッキB」を映画化。ありふれた日常で巻き起こる、不思議な笑いに包まれた物語が紡がれる。大橋氏の故郷である愛知・蒲郡市で撮影が敢行されており、「裏ゾッキ」では、蒲郡市民がはじめての映画制作に奮闘する姿、竹中監督、山田監督、齊藤監督をはじめとする映画製作者の情熱、プロフェッショナルな仕事を切りとり、映画作りの苦悩と喜びを映し出していく。

山田とプロデューサーの伊藤主税氏は、2019年10月、映画本編の魅力と、裏側にある映画人の情熱を一緒に届けようと、アップリンク渋谷で「デイアンドナイト」(藤井道人監督)と、その舞台裏を捉えた「TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY『No Pain, No Gain』」(牧有太監督)の“交互上映イベント”を実施。「裏ゾッキ」の企画は、同イベント内で生まれている。
今回、アップリンク渋谷に加え、伏見ミリオン座、刈谷日劇から「ゾッキ」「裏ゾッキ」の“交互上映”をスタート。ミニシアター中心に展開し、全国50館へ拡大を目指している。伊藤氏のコメントは、以下の通り。
僕らだけでなく、映画人にいつも寄り添い続けてくれたアップリンク渋谷が閉館すると伺い、多くのクリエイティブに関わる方々が心を痛めた事と思います。今後の我々の映像文化の発信に大きな影響がある事は間違いないです。しかし、僕らは映像文化の発信を止めてはいけない。
何故なら“映画は必要だと思うから”。
映画「裏ゾッキ」は“いま、映画は必要なのか”をテーマに映画「ゾッキ」の制作過程の裏側、500日を篠原利恵監督が愛情持って切り取ったドキュメンタリー映画です。映画「裏ゾッキ」と「ゾッキ」の交互上映で、映画が出来る経過と結果を同時に届けさせて頂き、"映画や映画制作がもたらすもの"を受け取って頂ければ幸いです。
アップリンク渋谷、伏見ミリオン座、刈谷日劇を皮切りに、ミニシアター中心に全国50館拡大を目標に交互上映をスタートさせて頂きます。作品を通じて物作りや作品に対する想い、もはや意地みたいなものを伝えさせて頂きます。アップリンク渋谷と過ごした時間を次に繋げていく為に。
(C)2020「裏ゾッキ」製作委員会
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