高校生が年上男性とはかないひと夏の恋 20歳のフランスの新星が監督、脚本、主演を務めた「スザンヌ、16歳」8月公開
2021年4月29日 18:00

2020年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに認定されたフランス映画「16 Printemps」が、「スザンヌ、16 歳」の邦題で、8月21日公開されることが決定した。
脚本、監督、主演を務めたのは、当時20歳の新鋭スザンヌ・ランドン。2000年にフランスの名優バンサン・ランドンとサンドリーヌ・キベルランの長女として生まれたスザンヌは、15歳で本作を執筆。誰にも打ち明けられず、自身の内側に抱えていた思春期ならではの憂うつや恋愛への憧れを脚本に昇華させ、16歳の少女が年の離れた大人の男性に恋をする、ひと夏の物語を完成させた。
高校卒業後、フランスで最も権威のある芸術学校の一つ、国立高等装飾美術学校に入学したスザンヌは、この脚本を基に映画製作に着手。主演として複雑で不安定な思春期の少女の内面を体現し、監督としてその繊細さを飛び抜けた瑞々しさでスクリーンに映し出した。本作は、2020 年カンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに認定された後、世界各地の主要な映画祭で上映。各国の評論家や観客は普遍的なテーマでありながらオリジナリティ溢れる本作に熱狂し、その才能に驚嘆した。

またスザンヌは映画の枠を超えて、セリーヌ(CELINE)のクリエイティブディレクター、エディ・スリマンによる“PORTRAIT”プロジェクトにモデルとして参加。さらにシャネル(CHANEL)の新ミューズとして抜擢されるなど、フランス国内のカルチャー&アートシーンで注目される存在となっている。フランス映画界にかつてないほどの若さで登場した監督が描く、儚くヒリヒリとした思春期の物語だ。
スザンヌ、16歳。多感な年ごろの彼女は最近、同年代の友人たちに退屈している。恋に憧れてはいるが、学校の男子たちにもあまり魅力を感じない。ある日彼女は、通学途中にある劇場の前で、年の離れた舞台俳優ラファエルと出会い、彼に夢中になる。ラファエルもまた繰り返される舞台や仲間たちとの付き合いに退屈さを感じていた。互いの中に共通点を見つけた2人は、年の差があるにもかかわらず恋に落ちる。しかしスザンヌは、彼に夢中になればなるほど、自分が人生を見失っているのではないかと恐れはじめる。
「スザンヌ、16 歳」は、8月21日から渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。
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