認知症患者演じたA・ホプキンス、役作りは自身の父親を参考に 「ファーザー」インタビュー映像公開
2021年4月23日 11:00

世界30カ国以上で上演された傑作舞台を映画化した「ファーザー」に主演し、83歳で第93回アカデミー賞の主演男優賞に“史上最高齢”でノミネートされたアンソニー・ホプキンスのインタビュー映像が公開された。
(C)NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINE-@ ORANGE STUDIO 2020本作は、認知症となり、現実と幻想の境界線が曖昧になっていく主人公アンソニーの視点で、老いという誰しもに訪れる“人生の夕暮れ”と、親子の揺れる絆を描き出す。世界30カ国以上で上演された傑作舞台を、舞台版を手掛けたフランス人劇作家フロリアン・ゼレールが長編映画初監督で映画化したもの。ゼレールはクリストファー・ハンプトン(「危険な関係(1988)」)とともに脚本を執筆した。
(C)NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINE-@ ORANGE STUDIO 2020ホプキンスが自身と同名、同年齢、同誕生日のアンソニー役、「女王陛下のお気に入り」のオスカー女優オリビア・コールマンが、アンソニーを介護する娘アン役を演じ、舞台版を手掛けたフランス人劇作家フロリアン・ゼレールが長編映画初監督を務めた。第93回アカデミー賞では作品賞をはじめ、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、編集賞、美術賞の計6部門にノミネートされた。
(C)NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINE-@ ORANGE STUDIO 2020ホプキンスは、アンソニー役を演じるにあたって自身の父親を参考にしたと告白。「私は父を演じたんです。父は認知症ではありませんでしたが最後の数週はその兆候が見えました。死を恐れるあまりとても怒っていて、目が合うだけで身がこわばりました」と語る。娘のアン役については、「オリビアはとにかく素晴らしいの一言に尽きます。アンは父を愛しているからこそ心を引き裂かれるんです。父の症状が進むほど彼女の絶望は深くなります。私は彼女に対して残酷ですからね。私の父も私に対してそういう態度を取っていました。私にとっては地獄でした。でも私には父が恐れているのが分かりました。アンに対する私の態度も同じです」と実際の父との経験から、劇中のアンソニーの父への理解を示した。
「ファーザー」は、5月14日から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
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