第2次世界大戦後最悪の集団虐殺に迫る アカデミー賞ノミネートのヤスミラ・ジュバニッチ監督作、9月17日公開
2021年4月23日 11:00

「サラエボの花」で第56回ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したヤスミラ・ジュバニッチ監督がメガホンをとり、第93回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた「Quo Vadis, Aida?(原題)」が、「アイダよ、何処へ?」の邦題で、9月17日に公開されることがわかった。第2次世界大戦後の欧州最悪の悲劇「スレブレニツァ・ジェノサイド」の全貌と、国連平和維持軍の通訳として働く、家族を守ろうとした女性アイダの運命を描き出す。
31歳で発表した長編デビュー作「サラエボの花」で注目を集め、その後も「サラエボ、希望の街角」など、一貫して故郷ボスニア・ヘルツェゴヴィナの悲劇、1992~95年のボスニア紛争の傷跡を描き続けてきたジュバニッチ監督。最新作「アイダよ、何処へ?」は、紛争末期の95年7月、セルビア人勢力に占拠されたボスニア・ヘルツェゴヴィナ東部スレブレニツァで、約8000人のイスラム教徒が殺害された戦後最悪のジェノサイド(集団虐殺)の真実に迫る物語。事件から25年目という節目を迎える2020年に製作された。
本作は第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、第74回英国アカデミー(BAFTA)賞で監督賞、外国語映画賞にノミネート。ロッテルダム国際映画祭(観客賞受賞)、インディペンデント・スピリット・アワード(国際映画部門ノミネート)、ヨーテボリ映画祭(最優秀外国語映画賞受賞)などの賞レースで受賞を重ねた。
そしてジュバニッチ監督作品として初めて、またボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表としては「ノー・マンズ・ランド」(ダニス・タノヴィッチ監督)以来19年ぶりに、アカデミー賞にノミネート。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」で満足度100%(4月22日時点)の高評価を得ており、「ヴェラ・ドレイク」「ピータールー マンチェスターの悲劇」のマイク・リー監督からは「圧倒された。稀に見る傑作!」というコメントが寄せられている。
「アイダよ、何処へ?」は、9月17日からBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】ぜひ堪能してほしい特別すぎる体験だった【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー