仮面ライダー50周年飾る庵野秀明監督「シン・仮面ライダー」23年3月公開
2021年4月3日 20:35

仮面ライダーの生誕50周年を記念し、映画「シン・仮面ライダー」が製作されることが4月3日、東映から発表された。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督がメガホンをとり、23年3月に公開される。
「仮面ライダー」の第1話「怪奇蜘蛛男」が放送された50年前のこの日午後7時半に合わせた50周年企画最大の目玉が「シン・仮面ライダー」だ。71~73年に全98話が放送され、1号&2号とショッカーの戦いを描いた「仮面ライダー」をベースにしたオリジナル作品で、庵野監督が自ら脚本を書き下ろす。

この日は、イメージ画も披露された。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の監督でアニメーターの前田真宏氏によるもので、1号のボディの黒とトレードマークである赤い複眼、マフラー、ベルトの風車が象徴的に描かれたもので、この画像を使った特報が4月4日から全国の映画館で上映される。
庵野監督も子どもの頃に熱狂していた世代で、「50年前にテレビ番組から受けた多大な恩恵を、50年後に映画作品という形で少しでも恩返しをしたい」という思いから企画。最初に企画メモを書いてから6年の歳月を経て待望の始動となり、16年「シン・ゴジラ」以来の実写作品の監督となるが「子どもの頃から続いている大人の夢をかなえる作品を、大人になっても心に残る子どもの夢を描く作品を、石ノ森章太郎先生と東映生田スタジオが描いていたエポックメーキングな仮面の世界を現代に置き換えた作品を、そしてオリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品を目指し、頑張ります」と意欲を見せている。

原作の石ノ森氏の次男で石森プロ社長の小野寺章氏も、「ライダーの歴史は革新の歴史でもあります。どんな仮面ライダーがあってもいい、と父は常々語っていました。一方で、仮面ライダーの原点の再生にも常に熱い目を向けていました」と説明。その上で「シン・仮面ライダー」に対し「最新でありながら、同時に原点でもあるという作品です。この2つが50年という節目に混ざり合う。父にとっても非常にうれしいことだろうと思います」と期待している。
なお、東映では全世界同時公開を目指している。
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