「アニメージュとジブリ展」は「風の谷のナウシカ」セル画など200点以上展示
2021年3月27日 12:00

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの編集者としての歩みを通し、“スタジオジブリの原点”に迫る「アニメージュとジブリ展」の展示内容の一部が明らかになった。「風の谷のナウシカ」のセル画など約200点以上が展示される。
1978年の「アニメージュ」の創刊メンバーとしても知られる鈴木氏。同展は、鈴木氏が編集者として活躍していた70~80年代に焦点を当て、「アニメージュ誕生!『テレビまんが』からアニメブームへ」「アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた ガンダムが変えた歴史」「加速するアニメブーム 拡大するアニメージュ」「ナウシカへの道 一冊の雑誌から映画が誕生」の4つのエリアを通して、日本初の商業アニメ専門誌「アニメージュ」の功績、鈴木氏のプロデュース術や仕事術を紹介する。
「アニメージュ誕生!『テレビまんが』からアニメブームへ」エリアは、70年代後半のアニメブーム勃興期を、当時のアニメ映画ポスター、グッズ、セル画コレクションなどで振り返る。「アニメージュ」誕生の経緯のみならず、先行して存在していたアニメ関連出版物も展示することで、同誌の独自性を浮き彫りにしていく。
「アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた ガンダムが変えた歴史」エリアは、同誌が「機動戦士ガンダム」のブームをどのように伝え、それをファンがどのように受け止めたのかを、誌面の再現や当時の制作資料とともに紹介する。また当時のガンプラ(ガンダムのプラモデル)ブームにも注目し、初期ガンプラで名シーンを表現したジオラマも展示される。
「加速するアニメブーム 拡大するアニメージュ」エリアは、「ガンダム」によってアニメブームが加速するなかでの、同誌の変化に迫る。鈴木氏の方針でファンと同世代のアルバイトスタッフを雇用したほか、ファンとの大規模な交流イベントやラジオ番組、文庫本、ムック本の発行など、雑誌の枠を超えた活動をみせた同誌。本エリアは、そんな鈴木氏の志向が色濃く反映された表紙や付録のギャラリーが見どころとなる。
「ナウシカへの道 一冊の雑誌から映画が誕生」エリアは、鈴木氏が高畑勲と宮崎駿に出会い、「風の谷のナウシカ」が誕生するまでの道のりを振り返っていく。「風の谷のナウシカ」のセル画のみならず、徳間書店制作の他の映像作品もまとめて紹介。鈴木氏が力を入れた押井守監督作品「天使のたまご」の資料も展示される。
「アニメージュとジブリ展」は東京・松屋銀座で4月15日~5月5日に開催。
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