佐藤健「るろ剣」完結に達成感、「ひとつ荷が下りた」 “剣心超え”に決意新た
2021年3月24日 21:43
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シリーズ最終章を飾る完結編2部作「るろうに剣心 最終章 The Final」「るろうに剣心 最終章 The Beginning」の連続公開を記念し3月24日、全世界に向けた大規模なオンラインイベント「るろうに剣心GLOBAL FAN SESSION(グローバル・ファン・セッション)」が開催され、YouTube、Twitter、Instagram、LINEの各プラットフォームでライブ配信された。
イベントには主人公・緋村剣心を演じる佐藤健をはじめ、武井咲(神谷薫役)、新田真剣佑(雪代縁役)、青木崇高(相楽左之助役)、土屋太鳳(巻町操役)、有村架純(雪代巴役)、高橋一生(桂小五郎役)、江口洋介(斎藤一役)、大友啓史監督という豪華なメンバーが集結した。
第1作「るろうに剣心」の撮影が開始された2011年から、今年で10年。公開延期を乗り越え、ついに封切りに向けたキックオフを迎えた佐藤は、開口一番「大変お待たせしました!」と感無量の面持ち。「皆さんの期待に値する作品になった。10年分の感謝の気持ちが伝われば幸いです。感謝してもしきれません」と胸を張り、「早く見てほしいという気持ちと、本当に終わりなんだというさみしさを感じますね。両方含めて、ファンの皆さんと共有できれば」とオンライン上の国内外ファンに呼びかけた。
剣心を演じ続けた歳月について「22歳のときにこの役、この作品と出合っていなければ、今の僕はいません」と断言。「剣心を背負って、他の仕事もしてきたという思いもあり、僕にとって間違いなく代表作」と強い思い入れを示した。
それだけにシリーズの完結には「ひとつ荷が下りたような気持ち」と達成感も十分で、「仕事も演技も、今までと全然違ったものでなければいけない。(剣心は)一種のライバルであり、そこを目指すべき。超えるのはそんな簡単なことじゃないですが」と“剣心超え”に決意を新たにしていた。
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新田は“史上最恐の敵”を演じ、シリーズ初参加。10代の頃から熱心なファンだったといい「いちファンとして楽しみにしていた。いざ佐藤さんとご一緒し『あっ、本物』だって(笑)。すぐ気持ちを切り替えた」と回想。対峙した佐藤は「現場での向き合い方がすばらしかった。ストイックの“度”が違う。本番始まる10秒前まで筋トレしていた」と明かした。
また、シリーズの重要なカギを握る雪代巴を演じた有村は「巴という役は剣心さんにとっても、皆さんにとってもすごくすごく大切な役なので、プレッシャーもあった」と告白。「健さんも、剣心の役作りは巴から始まっているとおっしゃっていた。その思いを踏みにじらないように(演技に)臨んだ」といい、現場での佐藤については「さみしそうな背中が忘れられない」と話した。この言葉に、佐藤は「初めてお会いしたはずなのに、懐かしさを感じた」と巴を思いながらの役作りに思いをはせていた。
イベントでは、シリーズのロケ地として所縁があり、2016年の地震、昨年の豪雨に見舞われた熊本県にエールを送るため、「るろうに剣心」をイメージしたオリジナル復興祈願花火を熊本県人吉市にてサプライズで打ち上げられる演出も。佐藤の“親友”だというご当地キャラ・くまモンが現地から中継で登場し、佐藤は「熊本の皆さんの協力なくして映画は完成しなかった」と感謝を述べていた。
原作とアニメにおける「人誅編」と「追憶編」をもとにした物語を紡ぐシリーズの“最終章”。「るろうに剣心 最終章 The Final」(4月23日公開)では中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人・縁との死闘を描き、剣心の“十字傷”の秘密を明かす「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(6月4日公開)へと続いていく。
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