「小林さんちのメイドラゴンS」新キャラ登場のPV公開 監督は石原立也
2021年3月23日 22:00
京都アニメーション制作の「小林さんちのメイドラゴンS(エス)」の第1弾PV(https://www.youtube.com/watch?v=Sro80JOeFNw)が公開され、石原立也監督らメインスタッフが明らかとなった。
クール教信者氏の人気漫画をアニメ化した同作は、異世界からやってきたドラゴン娘のトール(CV:桑原由気)が、ワーカホリックの独身OL・小林さん(田村睦心)のもとでメイドとして働くことになる“異種族間交流コメディ”。2017年にテレビアニメ第1期が放送され、第2期「S」では小林さんに新たなドラゴンの脅威がおそいかかる。
PVは第2期から新たに登場するドラゴン娘のイルル、主要キャラクターの小林さん、トール、カンナ、エルマが、タイトル「S」の意味をラップ調に説明するコミカルな内容になっている。イルル役は嶺内ともみが担当する。
石原監督が第1期の武本康弘監督から監督を引き継ぎ、武本監督はシリーズ監督としてクレジット。第1期と同様、シリーズ構成は山田由香、キャラクターデザインは門脇未来が担当する。
石原監督のコメント全文は以下のとおり。
今回、「小林さんちのメイドラゴンS」より監督を務めさせていただくことになりました石原立也です。
本来、他の監督が創りあげてきた作品を引き継ぐということはとても難しいものですが、この作品を引き継がせていただくなら私以外にはいないだろうと、そういった想いもあり、今回、監督として制作に携わることとなりました。
この作品は一見キャラクターが可愛いことが魅力のコメディ作品に見えますが、実は人間や社会のディープな部分に切り込んでいくなどメッセージ性の強さも魅力だと思っています。1期でもトールが「まるで人間が自然から乖離したようなセリフですね」と小林にツッコミを入れるシーンがあるのですが、こういった人間のおこがましさのようなところをチクリとクールに刺してくるようなところがこの作品の面白さであり、シリーズを通して一貫しているところでもあります。それは監督が変わっても何ら変わりありません。
以前、武本さんも話していましたが、この作品ではドラゴンと人間は相容れる必要ってないんです。分かち合うことは無くて、どこまでいっても平行線の関係。異種族とは理解し合えない、同じ時間を生きられないけれど、それでも一緒にいる、そういった束の間の時間を描いている点が根底にある。そのことを大切に、そのうえで楽しく明るいホームコメディとして「S」の制作に取り組ませていただきました。
改めてにはなりますが、今回こうして作品を送り出すことができてとても嬉しいです。これまでのファンの方も、新しく作品を知った方も、誰もが楽しめる作品になっていると思います。新キャラのイルルが混ざってさらに明るくはちゃめちゃな“メイドラゴン”になっていますので、是非楽しみにご覧下さい。