豊田利晃監督×窪塚洋介×渋川清彦「全員切腹」製作決定 クラウドファンディングも開始
2021年3月22日 18:00

豊田利晃監督の最新作で、窪塚洋介と渋川清彦が共演する「全員切腹」が製作されることがわかった。「狼煙が呼ぶ」「破壊の日」の撮影場所となった架空の神社「狼蘇山」3部作の完結編となる。
物語の詳細はベールに包まれているが、「沈黙 サイレンス」「ファーストラヴ」の窪塚が主演し、全2作にも出演した渋川清彦が共演。「切腹ピストルズ」、「太鼓芸能集団 鼓童」の中込健太と住吉佑太、DJでありコンポーザーのMars89が音楽を担当する。

本作は観客参加型の映画製作を目標としており、本日3月22日から4月30日まで、豊田組ショップ(https://toyodafilms.stores.jp/)でクラウドファンディングを実施。集まった金額で、映画の尺も変わるという。豊田監督は、以下の通りコメントを寄せている。
「今の世間を見回していると、『世が世なら、あいつら全員切腹だぜ』と思うことがしばしばあります。命をかけて責任を取る、スジを通すという慣習が美徳とされていた百年以上前の侍の生き方に憧れを抱きます。未来が見えにくいなか、個人が誠実に生き抜いていくためのヒントを切腹の様式の中で追求したいと思いました。この混迷の時代にどのように生きるのが正しいのか? 生き方の美徳についての映画を作りたいと思っています。映画とは壁に映しだされた光の虚像です。そして、その虚像のなかでなら言えることがあるのです。『あいつら全員切腹だぜ』と映画の中でなら言える。映画作りはいつも自分の覚悟を試されている」
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