【第44回日本アカデミー賞】長澤まさみ、感激の涙! 「MOTHER マザー」で初の最優秀主演女優賞
2021年3月19日 23:17

第44回日本アカデミー賞の授賞式が3月19日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、最優秀主演女優賞は「MOTHER マザー」の長澤まさみが獲得した。「世界の中心で、愛をさけぶ」(第28回)、「キングダム」(第43回)での最優秀助演女優賞を経て、初の最優秀主演女優賞に輝いた。
「MOTHER マザー」は、実際に起きた“少年による祖父母殺害事件”に着想を得て描いたヒューマンドラマ。長澤が“女優業20年目”という節目に選んだ役どころは、ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活をおくる秋子。社会の闇に堕ちていく母親役に挑戦。長澤は、本作に加え「コンフィデンスマンJP プリンセス編」での演技も評価され、第33回日刊スポーツ映画大賞、第33回日刊スポーツ映画大賞の主演女優賞を受賞している。

自身の役どころについては「共感できるといえば、少し難しいといいますか……この人を肯定したくないという思いが生まれ、とても複雑な気持ちになりましたね」と語っていた長澤。プレゼンターの松坂桃李から同部門のブロンズを受け取り、スピーチへと臨もうとするが、感動のあまり、なかなか言葉が出てこない。やがて、声を震わせ、瞳を潤ませながら思いの丈を述べた。

長澤「たくさんの方に支えられなければ、映画作りはできないんだなと、去年、身に染みて感じました。本当は作りたかった映画、そして、作れなかった人たちがたくさんいると思います。映画が公開できず、先延ばしになっている人たちも、たくさんいると思います。そのなかで映画が公開され、たくさんの方々に見に行って頂けたことは、本当に嬉しいです。これからも映画作りに向き合って、頑張っていきたいと思います」
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