長澤まさみ、リモート舞台挨拶は「新鮮」 難役への複雑な心境も明かす
2020年7月6日 14:00
[映画.com ニュース] 実話をベースにした「MOTHER マザー」の舞台挨拶が7月4日、都内で行われ、主演の長澤まさみ、奥平大兼、阿部サダヲ、郡司翔、浅田芭路、大森立嗣監督が出席。全国5大都市15劇場をつなぐリモート形式で実施され、長澤は「普段は1カ所でしか舞台挨拶ができないので、今回は逆に新鮮で。こうやってたくさんの方々とつながれるのが嬉しいです」と笑顔で話した。
実際に起きた“少年による祖父母殺害事件”に着想を得た本作。自堕落で奔放なシングルマザーの秋子を演じた長澤は「共感しようと思っても、最後までできなかった」と述べ、「本当に、この作品を手放していいのか」「ここまで後ろ髪引かれる感覚になる作品は初めてだった」と、複雑な胸中を告白する。
精神的にもハードな撮影となったが、撮影中は子役の郡司と浅田の存在に救われたそう。「子役の子たちは素直で純真無垢で誠実なお芝居をするので、子どもたちのおかげで、私が役柄に対して悩んでる不安な思いには引っ張られず、本当に救われました。子どもたちから教わる事もあるんだな、と実感しながら秋子を演じてたように感じます」と撮影を振り返った。
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