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「旅立つ息子へ」脚本家&注目俳優、親離れ・子離れをテーマに“特別授業”

2021年3月19日 13:00

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特別授業を行った
特別授業を行った
(C)2020 Spiro Films LTD.

イスラエルの名匠ニル・ベルグマンの最新作「旅立つ息子へ」のイベントが3月16日、東京・都立西高校で行われた。脚本を手掛けたダナ・イディシス、出演したノアム・インベルがゲストとしてリモートで参加し、卒業式を迎えたばかりの高校3年生とその父兄など計18人を対象に、“特別授業”を実施した。

本作は、自閉スペクトラム症の息子と父親の絆を描く人間ドラマ。田舎町で暮らしてきたアハロンとウリの父子が引き離されることになり、父親は息子を連れて逃げることを決心する。イベントでは、イスラエルとZOOMをつなぎ、自閉症という題材について、さらには本作で描かれる「親離れ・子離れ」について、イディシス、ウリを演じたインベルが生徒たちと語り合った。

画像2(C)2020 Spiro Films LTD.

自閉症を抱えた弟と父の関係をモデルに脚本を執筆したイディシスは、生徒から弟について質問され、「いずれ来るであろう2人の未来を予見しながら、また畏れながら書いたんです。弟は4人兄弟の末っ子で、みんなとても彼を可愛がり、守ろうという気持ちでした。彼のコミュニケーションは一般の人と違うので、私たちは外の世界との橋渡し役でした。監督のニル・ベルグマンも弟を10歳の頃から彼を知っているので、この映画には監督から見た父と弟の姿も反映されていると思います」と語る。

「親元を離れていくウリの姿が自分と重なった」という生徒から、役作りについて聞かれたインベルは、「父が、自閉症の子たちを預かる施設に勤めていたので、小さい頃からそういった子たちと関わりを持っていました。また今回、ベルグマン監督と一緒に様々な施設を訪ねて、どんな風に皆が交流をしているかを学びました。長いプロセスを経て、自閉症を持っていない人たちと同じように、彼らが深くて広い内面を持った人たちだと心から理解することができました」と振り返る。

画像3(C)2020 Spiro Films LTD.

授業終了後、生徒・保護者それぞれのグループに別れて感想共有と意見交換の時間が設けられ、保護者は「1本映画を見ただけでこんなにも語り合える、子どもたちの成長を感じました」と話していた。

旅立つ息子へ」は、3月26日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。

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