綾野剛、舘ひろしからスーツを“継承” 誕生日サプライズには大照れ「幸せ」
2021年1月29日 19:30

「新聞記者」の製作陣と藤井道人監督が再タッグを組んだ「ヤクザと家族 The Family」が1月29日、全国279館で初日を迎え、都内で行われた舞台挨拶に主演の綾野剛をはじめ、舘ひろし、磯村勇斗、小宮山莉渚、藤井監督が登壇。綾野は舘からもらったというスーツ姿を披露した。
変わりゆく時代の中で、様々な問題をはらんだ「ヤクザ」というテーマを、1999年、2005年、2019年の変わりゆく3つの時代で描き、ヤクザとしての道を選び生きた男と彼を取り巻く人々を家族の視点で描く。この日は舞台挨拶の模様が全国272の劇場へ同時中継された。
舘演じるヤクザの組長を父親のように慕う男を演じた綾野は「今はいろんなことが情報過多になって、セリフで解決しなければいけないときがありますが、舘さんの背中はしゃべらなくても佇まいで物語がある。そういったことって大事だなと思いました」と刺激を受けたことを明かし、さらに「今日着ているスーツは、舘さんが着ていたスーツを僕がいただきまして」と告白。
テレビ番組に出演した際の流れでプレゼントしてもらったそうで、作品で描かれる“継承”にかけて「そういう意味では、舘さんのスーツを継承している。晴れ舞台というか、門出に魂が宿った」と姿勢を正した。
「もらっていただいたんです」と恐縮した舘は、「僕が着ているより全然かっこいい。返してもらいたい(笑)」と照れ笑い。綾野は娘役を演じた小宮山に「ようやくまともなきれいな姿を見せることができた」と笑うと、小宮山も「かっこいいです」と絶賛していた。
舞台挨拶ではそのほか、今月26日に39歳を迎えた綾野に、キャスト・スタッフ陣からサプライズで花が贈られた。舘からお祝いの言葉ももらい、「すごく嬉しいです。幸せです」と喜んでいた綾野は、最後に同日に公開を迎えた他作品のタイトルをあげながら、「いろんな作品が手と手を合わせて、皆さんの心を華やかにできるよう、心の疲弊を少しでも減らせるような映画を届けたいとみんな思っています」と熱弁。降壇時には舞台上に一人残り、最後までマスコミ陣に何度も頭を下げていた。
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