取材中に突然の拘束→恐怖の人質生活へ 「ある人質 生還までの398日」本編映像
2021年1月22日 12:00

IS(イスラム国)の人質となりながら、奇跡的に生還したデンマーク人写真家ダニエル・リューの実話を映画化した「ある人質 生還までの398日」の本編映像の一部が披露された。恐怖の人質生活の始まりを予感させる緊迫のシーンを収めている。
原作は、ジャーナリストのプク・ダムスゴーが書き上げた「ISの人質 13カ月の拘束、そして生還」(光文社新書刊)。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレブと、人質救出の専門家という重要な役で本作に出演しているアナス・W・ベアテルセンが共同監督を務め、ISの真実を人質の視点で初めて内側から本格的に描いた映画としても注目されている。
公開された本編映像は、トルコとの国境付近の街を取材するダニエルの姿から始まる。子どもたちを撮影していたダニエルだったが、突然やってきた車から降りてきた男たちに拘束されると、無理やり車へと押し込まれてしまう。
アルデン・オプレブ監督は、本作について「撮影方法は『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』に似ている」といい、「映像デザインには最大限のリアリズムと信憑性が欠かせない」と語る。ダニエルを演じたエスベン・スメドは、本人から何度も話を聞くなど徹底的に役作りし、ダニエルの戸惑いと不安を目線一つで感じさせる場面となっている。
本編映像にあわせて、本作を鑑賞した著名人からのコメントも披露された。森達也監督は「観始めて20分くらいで思う。これはとても大切な映画だ。その直感は最後まで変わらなかった」、白石和彌監督は「この映画は極限を描きながら命の重さに限りはないことを教えてくれる。決して他人事ではなく地続きな今見るべき映画だ」と、それぞれ感想を寄せている。
「ある人質 生還までの398日」は2月19日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて公開。
(C)TOOLBOX FILM / FILM I VAST / CINENIC FILM / HUMMELFILM 2019
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)