「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」、秋へ公開再延期か
2021年1月20日 15:00

新型コロナウイルスが依然として世界中で猛威をふるうなか、4月2日に全米公開予定している「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」が、公開を秋に延期する可能性が出てきた。米Deadlineが報じている。
同作は当初、2020年4月に世界公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、イギリスで同年11月12日、アメリカでは同年11月20日に公開を延期していた。しかし、その後も感染拡大が収まらなかったため、公開が21年4月に再延期されていた。
現在、イギリスをはじめとする各国で感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異種が猛威をふるっており、4月までに状況が改善される見込みが低いことから、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の関係者は秋への公開延期を検討しているという。独新聞BN DeStemは、11月に公開延期となるとの話を聞いたとする劇場関係者のコメントを掲載。また、米Deadlineも、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の宣伝パートナーを務める企業の関係者から、同様の話を耳にしているという。
なお、全米配給のMGM、及び、世界配給のユニバーサルはこの件についてノーコメントとしている。
経営危機に陥っていると言われるMGMは、20年末、ストリーミング各社を対象に「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の試写を実施。6億ドルでのライセンス販売を持ちかけたが、各社から提示された額は希望額の半額にも至らなかったという。
また、米ソニー・ピクチャーズは、3月2日に全米公開を予定していたマーベル・コミック原作のアクション映画「モービウス」を10月8日に延期すると発表したばかり。このまま新型コロナウイルスをめぐる状況が改善しなければ、春の大作映画が相次いで公開延期となる可能性もありそうだ。
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