ベン・スティラーが汚職警官を描く新作「The Seven Five」を監督
2021年1月8日 21:30

リミテッドシリーズ「エスケープ・アット・ダンネモラ 脱獄」で米監督組合賞を受賞したベン・スティラーが、米MGM製作の犯罪映画「The Seven Five(原題)」を監督することを検討しているようだ。
米Colliderによれば、本作はティラー・ラッセル監督の2014年の同名ドキュメンタリーを映画化する企画。このドキュメンタリーは、1980年代にニューヨーク市警の警察官マイケル・ダウドが、仲間の警官たちとブルックリンを縄張りにしてドラッグ売買で私腹を肥やし、1992年に逮捕されたニューヨーク市警の歴史に残る汚職スキャンダルを描いている。
2014年12月に米ソニー・ピクチャーズがヤン・ドマンジュ監督(「ベルファスト71」)、スコット・フランク脚本(「LOGAN ローガン」「クイーンズ・ギャンビット」)で映画化を準備していたが完成には至らなかった。当時のソニーの製作部門トップで現在MGM映画部門のトップを務めるマイケル・デ・ルカが、ソニーからリメイク権を獲得。スティラーは「女王陛下のお気に入り」のトニー・マクナマラと脚本を練っているという。
スティラーの俳優としての新作はダグ・リーマン監督「ロックダウン(原題)」で、アン・ハサウェイ、キウェテル・イジョフォー、スティーブン・マーチャント、ベン・キングズレーといった豪華キャストと共演している。同作は新型コロナウイルス感染防止対策のため都市封鎖(ロックダウン)された英ロンドンを舞台に描く強盗コメディで、HBO Maxで2021年初頭に配信予定。
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