佐藤浩市、共演者からの“尋問”に名回答連発 勝地涼が感嘆「深いわ」
2020年12月4日 20:00

「SP」シリーズを手掛けた波多野貴文監督がメガホンをとった「サイレント・トーキョー」が12月4日、全国322館で公開を迎え、都内で行われた舞台挨拶に佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、波多野監督が登壇。劇中の事件の容疑者を演じた佐藤に、共演者らからその素顔を明らかにすべく、さまざまな質問がぶつけられた。
勝地から「今までに大きな壁はありましたか?」と聞かれた佐藤は、「壁ってその時の自分はわからない。後で思い返してみると壁だったんだなと思う」と回答。さらに「壁だった時期に、いい作品や人に出会っている。そういうことに救われてきた」と明かすと、勝地を「深いわ」とうならせた。

その後も、井之脇から寄せられた「役者をやっていなかったらどんな職についていたか」という質問には、「芝居の経験もなく二十歳ちょい前にこの世界に入った。10年くらいはいつでもやめてやるって思っていたけれど、役者以外何にもできない人間だなって気付いて怖くなった。俺には役者という生業しかないって気づきました」と告白。
会場が佐藤の深い回答に注目するなか、広瀬の「好きな漫画は何ですか」、中村の「失礼かと思ったのですが、ゴルフのアプローチショットの調節はどうしたらいいですか」という質問には苦笑しつつも、「ジョージ秋山の『アシュラ』」「どんな球を打ちたいか明確なイメージを持って……」とそれぞれ回答。最後、石田からの「好きな女性の仕草は?」という質問には、「そういうのは西島までにしてくれる?」と困惑しつつ、「女性らしい仕草には何も思わないけれど、鼻をかんだりすると人間らしいところを見られたって思う」と話していた。

本作は、ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされたという秦建日子氏(「アンフェア」)の小説を実写映画化。クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件に巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯し、複数の視点で展開していくクライムサスペンス。
この日は感染防止対策を講じた上で、有観客イベントとして開催され、佐藤は「この光景が久しぶりなので、どぎまぎしています。明日がどうなるかという状況下のなかですが、初日を迎えられてよかった」と観客に感謝を伝えていた。
(C)2020 Silent Tokyo Film Partners
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