松坂桃李が“あやや”に桃色片想い 今泉力哉監督作「あの頃。」ハロプロの名曲が彩る予告完成
2020年11月30日 08:00
松坂桃李主演で劔樹人氏の自伝的コミックエッセイを実写映画化する「あの頃。」(今泉力哉監督)の公開日が、2021年2月19日に決定。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真、本予告(https://youtu.be/RafYoqp4xSo)、30秒予告(https://youtu.be/4B9MXs7rSMw)がお披露目された。
原作は、「神聖かまってちゃん」の元マネージャー・劔氏の「ハロー!プロジェクト」(ハロプロ)への熱い愛、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた「あの頃。男子かしまし物語」。「愛がなんだ」を大ヒットに導いた今泉監督がメガホンをとるほか、「素敵なダイナマイトスキャンダル」の冨永昌敬監督が脚本を執筆している。
主演の松坂は、大学受験に失敗し地獄のようなバンド活動を続けながら金なし、彼女なしのどん底生活を送っていたが、松浦亜弥のMVを目にしたことでハロプロにハマってしまう主人公の劔に扮している。そのほか、仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、「ロッチ」のコカドケンタロウらが出演している。
本予告では「いつも見てます、ずっと好きです、ずっと応援してます」とただならぬ表情で迫ってくる松坂の衝撃的なカットからスタート。うだつの上がらない日々を過ごしていた劔が、松浦亜弥のヒット曲「桃色片想い」のMVを目にしたことで、その人生は大きく変わっていく。軽快なリズムで曲が流れ始めると思わず弁当を食べていた箸を止め、心を奪われ食い入るようにブラウン管を見つめる劔。やがて、その瞳には涙が溢れ出す。まさに雷に打たれたような“推し”との出会いのシーンが映し出されている。
中盤からは、世代を超えて愛されるモーニング娘。の大ヒット曲「ザ☆ピ~ス」に合わせ、劔が仲間たちと銭湯でワイワイと過ごしたり、部屋で訳の分からないイタズラをし合う様子をとらえつつ、気になる女の子との出会いを活写。大切な仲間と自分の居場所を見つけ、遅れてきた青春を全力でおう歌する劔たちが、くだらなくも愛すべき日々を全力で楽しむ様子が垣間見える。
ポスターは、「恋愛研究会。」と記したキャップを被る“ハロヲタ”松坂の真顔が印象的。仲間たちと肩を組む笑顔の写真、彼らの“推しと過ごした青春の日々”を切りとった写真も使用され「“推し”に出会って“仲間”ができた。」というキャッチコピーも添えられている。
「あの頃。」は、21年2月19日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。